志鎌塾・成果に繋げるSNS活用術!【第16回】
リアクションしよう(Twitter-第6回)

Twitterには投稿だけではなく、ユーザーの投稿に反応をする機能がいくつもあります。SNSを運用する上で「投稿しかしていない」というケースは少なくないのですが、SNSはそもそも「交流」を楽しむツール。ぜひ「リアクション」することにも目を向けてみてください。
文/志鎌 真奈美
SNSの運用というと、どうしても「投稿すること」に目が行きがちですが、「リアクション=反応する」ことも重要な要素の一つです。SNS運用が上手く行っているところの多くは、この「リアクション」を大事にしています。
SNSというのはそもそも「交流する場」です。知名度がある企業やブランド、著名人であれば一方通行で成り立ちますが、一生懸命投稿だけしていても変化が起きない場合、ユーザーの投稿に反応することを実践してみてください。
Twitterのリアクションについて
Twitterのリアクションには以下の種類がありますので、しっかり使いこなせるようにしましょう。いずれも相手に通知が届きますので、「気づいてもらえる」というメリットもあります。


(1)コメント
第三者が投稿した内容に、意見や感想を投稿するときに使います。そのコメントに対してさらにコメントをしたり、あるいは写真付き、動画付きの投稿も可能です。コメントに対して、いいねをすることもできますので、自投稿にコメントがついた時は、何らかのリアクションをするようにしましょう。
(2)RT(引用RT)
前回の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
https://swri.jp/article/1030
自分のタイムラインにぜひ紹介したい、自分のフォロワーにも見て欲しいと思う投稿については、RT(リツイート)もしくは引用RTという形で反応しましょう。
(3)いいね
Twitterの中で、最も簡単にできるリアクションの一つが「いいね」です。タイムラインを見ていて、いいなと思った投稿に「いいね」をするほか、自分の投稿にコメントが付いた時や自社商品、サービスについて言及しているユーザーがいたら、いいねをするとよいでしょう。
フォローしていない相手の投稿にもいいねをすることができます。
いいねをつけた投稿は、プロフィールに保存されています。この欄は、Twitterユーザーであればだれでも閲覧することができます。該当アカウントのプロフィールにアクセスし、いいねボタンをクリックします。

他者に見られたくないけれど、とっておきたい、あるいはあとから見返したいと思う投稿については「ブックマーク」を使います。以下の手順を参考にしてください。
▼ブックマークする手順
該当する投稿を表示し、赤丸をつけたボタンをクリック。

以下の項目が表示されるので「ブックマーク」をクリックします。

ブックマークに保存したものは、Twitterの左サイドバーにある「ブックマーク」から確認できます。

(4)フォロー
相手のフォロワーになる時に使うのがフォローボタンです。「フォローされるのを待つ」という運用方針を立てている場合、なかなかフォロワーが増えないという課題に直面することも少なくありません。有名企業や著名なブランドでない限り、こちらからフォローしていく方がアカウントの成長に繋がりやすくなります。
運用方針によっては、フォローする相手のジャンルやカテゴリーを決めておく必要はありますが、こちらから「繋がりたい」という意思表示をしていくことは非常に重要です。
(5)DM
1対1でユーザー同士が個別にメッセージをやり取りできる機能です。こちらからは使わなかったとしても、ユーザー側からメッセージが来ることもあります。返信が必要なものについては真摯に対応しましょう。
SNS担当者に絶対にやって欲しい「反応」とは
最低限、SNS担当者にやって欲しいことは、自社商品やサービスについて言及しているユーザーがいたら「いいね」をすること。
●Twitterで自社の商品やサービス名を検索する(=エゴサーチ)
●言及しているユーザーを見つけたら「いいね」する
たったこれだけです。これを、日々のルーティンに加えます。
リアクションは相手に通知が届きます。(通知をオフにしているユーザー以外)
こうしたリアクションを繰り返していくことで、自社のアカウントの認知拡大に繋がっていきます。まずは日々の業務に加えてみてください。
困っているユーザーに対してサポートをする
自社の商品やサービスについて言及がないかをリサーチしていく中で、商品やサービスに対する不満や困ったことなどを投稿しているユーザーがいたとしたらどうしますか?チャンスととらえて、サポートするという手もありますよね。
その場合、解決策をコメントする、あるいはTwitterのコメント欄だけで解決策を提示するのが難しければ、自社のサポートサイトやQ&Aのページへ案内するのもよいでしょう。このような行動を「アクティブサポート」と言います。
▼Gmailのアクティブサポート

https://twitter.com/gmail/with_replies
▼Amazonのアクティブサポート

https://twitter.com/AmazonHelp/with_replies
まとめ
SNSの運用はどうしても「投稿すること」に目が行きがちですが、「反応すること」もとても重要。日々のルーティンに組み込むようにしましょう。特に自社サービスの商品に言及しているユーザーへの反応をお忘れなく!
<「志鎌塾 成果に繋げるSNS活用術」 前回リンクと次回予告 >
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