350ml缶サイズのスピーカーフォン、USB&BT接続に対応、バッテリー駆動OK

エレコムの「LBT-SP02BK」は、USB、Bluetooth接続に対応したスピーカーフォン。本体サイズは75×75×120mmとコンパクトで、重量は約300g。リチウムイオン電池(2400mAh)が内蔵されており、連続再生最大時間は約15時間、連続通話最大時間は約12時間、充電時間は約3時間とされています。

「LBT-SP02BK」の製品パッケージ

「LBT-SP02BK」の製品パッケージ

パッケージには製品本体とUSBケーブル(Type-A to Type-C、実測157cm)が同梱。説明書は付属していません

パッケージには製品本体とUSBケーブル(Type-A to Type-C、実測157cm)が同梱。説明書は付属していません

最近はUSB Type-A端子がないPCも増えてきているので、Type-A to Type-Cアダプターも同梱してほしかったところ

最近はUSB Type-A端子がないPCも増えてきているので、Type-A to Type-Cアダプターも同梱してほしかったところ

Webマニュアル&保証規定はQRコードからダウンロードする仕様です

Webマニュアル&保証規定はQRコードからダウンロードする仕様です

本体前面。上部にマイク、下部にスピーカーが内蔵されています

本体前面。上部にマイク、下部にスピーカーが内蔵されています

背面上部にもうひとつマイクを内蔵。背面下部にはイヤフォンジャック×2、USB Type-C端子、ペアリングボタンが配置されています。スピーカーの音を出せない環境で、イヤフォンを2個装着できる仕様です

背面上部にもうひとつマイクを内蔵。背面下部にはイヤフォンジャック×2、USB Type-C端子、ペアリングボタンが配置されています。スピーカーの音を出せない環境で、イヤフォンを2個装着できる仕様です

本体上部には電源ボタン、ボリュームボタン、マイクミュートボタン、スピーカーミュートボタンが用意

本体上部には電源ボタン、ボリュームボタン、マイクミュートボタン、スピーカーミュートボタンが用意

本体底面にはシリアルアンバーや認証情報が記載されています

本体底面にはシリアルアンバーや認証情報が記載されています

USB接続ならケーブルを挿すだけ、Bluetooth接続はペアリングが必要

「LBT-SP02BK」のセットアップは簡単。USB接続なら電源を入れてからUSBケーブルで接続するだけ、Bluetooth接続なら「設定」から「Bluetoothとデバイス」で「デバイスの追加」を選択し、「Bluetooth」を選んでペアリングすればオーケー。特にドライバーなどをインストールする必要はありません。本製品固有の設定もないので、迷うことはないでしょう。

有線接続なら、電源ボタンを3秒長押しして電源を入れてから……

有線接続なら、電源ボタンを3秒長押しして電源を入れてから……

「LBT-SP02BK」をUSBケーブルでPCと接続すればセットアップ完了。なお、「Surface Pro 8」にはUSB Type-A端子がないので、Type-A to Type-Cアダプターを使いました

「LBT-SP02BK」をUSBケーブルでPCと接続すればセットアップ完了。なお、「Surface Pro 8」にはUSB Type-A端子がないので、Type-A to Type-Cアダプターを使いました

Bluetooth接続ならペアリングボタンを3秒以上長押しして、LEDランプが青点滅するのを確認してから……

Bluetooth接続ならペアリングボタンを3秒以上長押しして、LEDランプが青点滅するのを確認してから……

Bluetoothとデバイスの設定で「デバイスの追加」を実行。「Bluetooth」を選んで「LBT-SP02BK」ペアリングします

Bluetoothとデバイスの設定で「デバイスの追加」を実行。「Bluetooth」を選んで「LBT-SP02BK」ペアリングします

会議室で複数人が参加するなら「LBT-SP02BK」の集音性、ボリュームは魅力

さて実際に「LBT-SP02BK」を使ってみた感想をお伝えしましょう。まずマイクの音質を「LBT-SP02BK」と「Surface Pro 8」で比較してみたところ、「Surface Pro 8」のほうが高音はクリアに聞こえました。実際の声に近いのはSurface Pro 8です。

ただ、「LBT-SP02BK」と「Surface Pro 8」をぐるりと回転させて聞き比べてみると、360度集音可能な無指向性マイクを搭載しているだけに、「LBT-SP02BK」のほうがどの方向からでも良好な集音性能を得られました。

一方、スピーカーの音質については、「LBT-SP02BK」のほうがボリュームは大きく、また低音が強く出ていますが、ややこもった印象を受けました。こちらも実際の声に近いのはSurface Pro 8だと感じましたが、ボリュームが大きいぶん「LBT-SP02BK」のほうが広い会議室でも聞き取りやすそうです。

下に「LBT-SP02BK」と「Surface Pro 8」のマイクとスピーカーを比較した動画を用意したので、実際にどのような音に聞こえるかをぜひご確認ください。

「Surface Pro 8」で「前前前世」(RADWIMPS)のYouTube動画を最大ボリュームで再生したときの音圧レベルは81.7dBA(距離50cm)

「Surface Pro 8」で「前前前世」(RADWIMPS)のYouTube動画を最大ボリュームで再生したときの音圧レベルは81.7dBA(距離50cm)

「LBT-SP02BK」で「前前前世」(RADWIMPS)のYouTube動画を最大ボリュームで再生したときの音圧レベルは86.1dBA(距離50cm)

「LBT-SP02BK」で「前前前世」(RADWIMPS)のYouTube動画を最大ボリュームで再生したときの音圧レベルは86.1dBA(距離50cm)

複数人でのビデオ会議の質を向上させたい方にもってこい

一人でビデオ会議に参加するならノートPCに搭載されているマイク&スピーカーで問題ありません。しかし「LBT-SP02BK」には、会議室の机の真ん中にセットすれば参加者の声をまんべんなく集音でき、ノートPCよりも大ボリュームで相手の声を聞けるというメリットがあります。複数人でのビデオ会議の質を向上させたいという方にピッタリの一台です。

著者プロフィール

ジャイアン 鈴木(じゃいあん すずき)

EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで編集兼ライターとして勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始しました。