「毎日、コツコツ投稿しているのに…」「投稿計画に沿って、きっちり運用しているのに…」なかなかフォロワーが増えないという悩み、SNS担当者の「あるある」ではないでしょうか。中には、1カ月に200投稿をしたのにフォロワーが一人も増えなかったという事例もあります。

フォロワーが増えない理由はいくつかありますが、まずは「アカウントの存在が他のユーザーに知られていない」ことが大きな要因の一つです。相手にアカウントの存在を「気づいてもらう」ための取り組みをしていきましょう。

「SNSの運用=投稿すること」 にフォーカスしてしまいがちですが、SNSはそもそも「交流」するツールという特性を踏まえると、投稿するだけが運用ではないはずです。以下、詳しく解説します。

相手に気づいてもらうアクションを

自分以外のアカウントにアクションを起こすと、相手に通知が届きます。そうすると「あ、こんなアカウントがあるんだな」と気づいてもらうきっかけ作りになります。

  • フォローする
  • いいねする
  • コメントする
  • リツイートする
  • 引用リツイートする
  • メンション(@相手のアカウント)をつけて投稿する
  • リスト機能を活用する
  • モーメントを作成する

これらのアクションは、相手に通知が行きますし、ある程度自分で数を決めて取り組むことができるのでおすすめです(通知をオフにしている人もいますが)。こちらからフォロー/フォローバックするかどうかは、担当者の裁量で自由にできない場合もあるかも知れませんが、「いいね」のように簡単にできるリアクションについては、ぜひ実行していただきたいところです。

業務に組み込むのであれば、例えば『朝に1投稿した直後、50人の投稿に「いいね」をする』等、ルーティンとして決めておくとよいでしょう。

ハッシュタグをうまく活用する

Twitter内で盛り上がっているハッシュタグを使ったことはありますか?話題のハッシュタグを使った投稿は、Twitter検索で表示されフォロワー以外のユーザーにも投稿が届く可能性が高まりますので、自社の投稿と親和性があるものがあれば活用しましょう。

「フォロー」「いいね」「コメント」などのアクションと比べると少し消極的な方法にはなりますが、気づいてもらえる確率は高くなると考えられます。

なお、ハッシュタグの活用については、以下の記事でも解説していますので、参考にしてください。

ハッシュタグを活用しよう(Twitter-第12回)
https://swri.jp/article/1080

目につくあらゆるところにアカウント情報を表示

顧客や来客との接点となるあらゆるところにTwitterのアカウントを表示しておきます。

  • 名刺、チラシ、パンフレット、ポスター、封筒へ掲載
  • ショップカードへ掲載
  • 自社のWebサイトやブログからリンク
  • 他のSNSのプロフィール欄からリンク
  • YouTubeの概要欄からリンク など

印刷物の場合は、QRコードを入れるのを忘れずに。

フォロワーを増やすためのキャンペーンを行う

フォロワーを増やすためのキャンペーンも有効です。例えば、ある企業や店舗のアカウントをフォローし、該当の投稿をリツイートするだけで何か特典がもらえる形式のものです。Twitterをやっている方なら目にしたことがあるのではないでしょうか。

▲Twitterフォロー&リツイートキャンペーンの投稿例

▲Twitterフォロー&リツイートキャンペーンの投稿例

まずはユーザーが喜びそうな特典を準備し、トライしてみましょう。特に広告とセットで行うとより大きい効果が期待できます。

ただし、大事なことはフォローが増えれば事業の成果にすぐに結びつくわけではないということ。フォロワーが増えたら、次のステップはそれを維持し更に関係性を構築していくことです。フォロワーにとって有益な投稿を継続していくことが重要であることを押さえておいてください。

Twitterキャンペーンの設計については、次回詳しく解説します。

まとめ

本稿ではTwitterのフォロワーを増やす方法について解説しました。日々コツコツと取り組みをすることが大切ですが、なかなか増えない場合はキャンペーンや広告を併用することも検討してみてください。またフォロワーが増えたあとの運用が重要であることをしっかり押さえておきましょう。