検索のオプションを使う
前回紹介した検索のダイアログは、「オプション」をクリックすることで、検索対象を変更できる。シート内を検索するか、ブック全体を検索するか選択できるのだ。
ほかにも、大文字と小文字や全角と半角の区別なども指定可能だ。
また、「書式」をクリックすると、表示形式や塗りつぶしなども検索対象になる。例えば、住所録の「東京都」のデータで、黄色く塗りつぶしたものだけを検索対象にする——といった使い方もできるのだ。

「オプション」をクリックすると、さらにこだわった検索ができる

検索対象を「ブック」と「シート」から選択可能だ
ワイルドカードを使う
ワイルドカードとは、検索に使う記号のことだ。ワイルドカードにはいくつかの種類があるが、今回は「*」(アスタリスク)を紹介する。キーボードの「け」のキーで入力できる。半角で利用するので間違えないようにしてほしい。
*は、任意の文字列を示す。ようするに、何文字かの文字があるという意味で考えればいい。「東京都*区」と検索すれば、23区の住所が取り出せる。「東京都*市」とすれば、市のつく住所を検索できるわけだ。

「東京都*区」で23区の住所が検索できる

同じく「市」のつく住所を検索した。「埼玉県○○市」などはヒットしない
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