前回(第26回)はTwitterのフォロワーを増やす、あるいはアカウントの活性化などを目的とした「キャンペーンの企画」(フォロー&リツイートキャンペーン)について解説しました。今回は、実際に企画・準備したキャンペーンの内容をもとに、どのように実施するか説明していきます。

まずはフォロー&リツイートキャンペーン用の「投稿」が必要ですので、作成しましょう。

キャンペーン用の投稿を作成しよう

フォロー&リツイートキャンペーンを行う場合、以下のようなツイートを用意しておきます。

【1】キャンペーン内容の提示

どのようなキャンペーンなのかわかるよう明示します。「フォロー&リツイート」もしくは「フォロー&RT」の文言は必ず入れておきましょう。特典も忘れずに。


【2】応募方法について記載

応募の方法について記載します。フォロー&リツイートキャンペーンなので、自アカウントへのフォローを呼びかけますが、この時 「@xxxxxxxxxx」のように「@」をつけて自アカウントを記載しておきましょう。こちらはTwitterの公式ヘルプセンターで推奨されている記載方法になります。



すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めてツイートしてもらう

当選者を決めるには、すべての応募者を確認する必要があります。投稿にあなたの@ユーザー名が含まれていれば、[通知]タイムラインですべての応募を確認できます(略)。単純に検索しただけでは、一部のツイートが表示されないことがあります。また、検索品質の向上のために応募ツイートが検索から除外される場合があります。


https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/twitter-contest-rules


また、当選者にはどのように通知されるのか記載します。(ここではTwitterの「DM」を使って当選を通知することとしています)

キャンペーンへの応募方法として、自社サイトにエントリーフォームを用意し、そこへ誘導するケースもあります。その際は該当のURLを記載し、当選者にはメールで通知する旨を記載しましょう。

【3】締切日時やキャンペーン規約

キャンペーンの期限を明示します。また、キャンペーンに関する規約を提示したい場合は、あらかじめ自社サイトにPDFなどで規約をアップロードしておき、規約に誘導するようリンクを貼っておくとよいでしょう。


【4】キャンペーン用のビジュアル

キャンペーン内容が伝わるビジュアル(バナー)を用意しましょう。画像のサイズは以下の数値を参考にしてください。

・横長の場合、横幅が1200ピクセル以上
 ※縦横比は4:3、3:2、16:9、2:1
・縦長の場合は、1200×1600ピクセル
・正方形の場合は、1200ピクセル×1200ピクセル(1:1)

Twitterは1投稿の文字数が140文字以内と限られていますので、コンパクトに内容をまとめて投稿します。

キャンペーン投稿を拡散しよう

キャンペーン投稿を作成しツイートしたら、次にその投稿を拡散させていきましょう。
フォロー&リツイートの場合、自然にユーザーが見つけてリツイートしてくれることがありますが、まだアカウントが育っていない場合は、キャンペーンの初動は自力で勢いをつけていく必要がある場合があります。

具体的には、関係者でTwitterアカウントを持っている場合は、あらかじめリツイートを依頼するなどしておくとよいでしょう。インフルエンサーと契約があれば、拡散を依頼します。

そして、予算が出るのであれば広告の活用もおすすめです。
Twitterの広告にはいろいろな種類がありますが、ツイートした投稿をできるだけ多くの人に表示させる(拡散させる)ための機能が用意されています。

少額から試すことができますので、キャンペーンの成果をより大きなものにするために、広告の導入も検討してみてください。

まとめ

Twitterキャンペーンの具体的な実施方法について、キャンペーンツイートの作成方法と拡散について解説しました。せっかくキャンペーンを行うのであれば、少しでもよい成果が出て欲しいもの。前回の「キャンペーンの企画」と合わせて参考にしてくださいね。
Twitterの広告については、次回以降詳しく解説します。

著者プロフィール

志鎌 真奈美(しかま まなみ)

チーフSNSマネージャー/Shikama.net代表。97年からウェブ制作を開始し5年間の会社員生活を経て2002年に独立。ウェブ制作のほか、IT・ウェブ活用のコンサルティングやSNS導入・活用支援、講師業にも従事。書籍4冊執筆、教員経験あり。
https://shikama.net/ @shikama75(Twitter/Instagram)