範囲に名前をつける
名前の定義の使い方は簡単だ。まず、名前をつけたい範囲をドラッグして範囲指定する。その状態で、左上の「名前ボックス」につけたい名前を入力して確定するだけだ。

まず範囲指定をする

名前ボックスに範囲名を入力する
式の引数に使う
定義した範囲は、名前ボックスから選ぶだけで範囲指定できる。さらに、式の引数にも利用できるのが便利だ。例えば、「SUM(A1:A45)」といった式が「SUM(売上)」と記載するだけでOKなのでとてもわかりやすい。
なお、定義した名前は、「名前の管理」機能を利用するとリストで管理できる。

式の引数にも名前の定義が使える

「名前の管理」を利用する

定義した名前を一覧で管理できる
一発で名前を定義する
便利な名前の定義を使いこなしてくると、名前ボックスでいちいち名前を指定するのが面倒だと思うようになる。こんな時には表の項目名をうまく使って一発で定義する方法がある。
項目とデータを含むセルを選択して、「選択範囲から作成」機能を利用すれば、項目名をタイトルにした範囲名を定義できるのだ。

項目名を含むように範囲を選択する

「選択範囲から作成」で今回の場合は「上端行」を指定すればOK

一発で名前を定義できた

名前ボックスで選択するだけで範囲が指定できる。範囲の中に上端行の項目名が含まれていないこともポイントだ
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