ピボットテーブルを作る

 ピボットテーブルは、「挿入」メニューから作成可能だ。あらかじめ作成しておいた表を自動で認識して作成してくれるので迷うことはないはずだ。また、おすすめは別のワークシートへの作成だ。その方がスッキリしてわかりやすい。

「挿入」メニューからピボットテーブルを作成する。上の「テーブルまたは範囲から」を選ぼう

「挿入」メニューからピボットテーブルを作成する。上の「テーブルまたは範囲から」を選ぼう

ダイアログが開いたら、範囲が正しく指定されているかを確認する。ここで「新規ワークシート」を選択する

ダイアログが開いたら、範囲が正しく指定されているかを確認する。ここで「新規ワークシート」を選択する

ピボットテーブルが完成した

ピボットテーブルが完成した

項目を選んでいく

 上の手順で空のピボットテーブルが完成した。何が何だかわからないだろうが、ここで表示したい項目を選べばいい。今回の例なら、「商品名」と「小計」を選べば、商品ごとの売上集計が作れる。例えば、「個数」と「単価」のような無意味な組み合わせだと、表示されているデータがなんだかわからなくなる。
 データとして意味のある組み合わせを選べば思い通りに表示されるだろう。この表でも「担当者」と「個数」のような組み合わせでもOKだ。

「商品名」と「小計」を選べば、商品ごとの売上集計が作れる

「商品名」と「小計」を選べば、商品ごとの売上集計が作れる

担当者と個数でもOKだ

担当者と個数でもOKだ

項目の入れ替えも可能

 まず、最初は2つの項目を選んでデータがどのように表示されるか把握するといいだろう。続いて、「商品名」「小計」「個数」など3つの項目を選んでみよう。こちらでも、思い通りの表が表示されるはずだ。
 ここでのポイントは、横並びの順番が気に入らないケースがあることだ。そんな時には、右下の「Σ値」でドラッグすることで入れ替え可能だ。
 また、行ラベルの▼をクリックすることで表示するデータを選択することも可能。この手順を覚えておけば、ピボットテーブルはかなり使えるツールになるだろう。さらに踏み込んだ使い方はまた別の機会に紹介していく。

3つの項目でも思い通りの表が作れたはずだ

3つの項目でも思い通りの表が作れたはずだ

右下のΣ値をドラッグすると順番が入れ替えられる

右下のΣ値をドラッグすると順番が入れ替えられる

行ラベルの▼をクリックして項目を選択すると、表示するデータを絞り込める

行ラベルの▼をクリックして項目を選択すると、表示するデータを絞り込める

サブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」

「Microsoft 365」のご利用にはサブスクリプション管理ポータル「iKAZUCHI(雷)」がお薦めです!

著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru