眠りながら働き方改革!? 交代制勤務企業向け睡眠改善プログラム



不規則な勤務でもこれでぐっすり

長時間の残業を削減し、身体的疲労を抑えるための議論は今も続いているが、じつは勤務時間は適正でも、昼夜の交代制や不規則な勤務形態の場合、睡眠は“質”が重要になる。このほど、睡眠そのものを改善するプログラムが登場した。

文/陣武雅文


シフト制企業の従業員向け「睡眠改善プログラム」を提供開始

 世の中、たとえば社員でもいわゆる“9時5時”の会社ばかりではない。周りを見回しても24時間制のファミリーレストラン、夜中にメンテナンスを行う交通インフラの整備会社、また深夜でも対応しなければならない宿泊業や医療関係など、その就業形態は様々だ。こうした企業では日勤と夜勤の交代制であったり、昼夜が逆転するような不規則な勤務が必要不可欠だ。

 このような勤務で注意しなければならないのは、不規則な睡眠時間による身体への負担だ。そこでニューロスペースでは、医療機関と連携して開発した睡眠テクノロジーと臨床のノウハウを応用した、睡眠改善プログラムの提供を開始した。不規則な勤務形態でも、質の高い眠りを取ることによって身体への負担を最小限に抑える研修を行う。

改善プログラムには「睡眠研修」なる聞き慣れない単語も。

 提供されるプログラムは、睡眠についての研修会や、睡眠レポートによる効果測定、メディカルスタッフによるサポートなどで、人工的に朝と夜を作る方法や、体温、光、食事の調整などを行い、勤務シフトに応じた眠りをセルフケアできる体制を作成するという。

 すでに、不規則になりがちな交代制の勤務シフトを敷く企業に対してプログラムの提供実績があり、これまでに吉野家ホールディングスやクボタ恩加島工場に勤める従業員の睡眠改善を実現している。

すでに多くの著名企業が睡眠改善プログラムを実施している。IT企業はもちろん、夜間業務が多そうな企業名も。

 その他詳細は、健康経営 睡眠改善プログラムを参照のこと。