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2018/07/19

ワーキング革命 - 第28回

七つのワークスタイルに最適なデバイス提案

デルは働き方改革を実現する七つのメソッドを提案している。働く人たちを均一に捉えるのではなく、7通りのワークスタイルに分類し、それぞれの働き方を的確に捉えることで、適材適所のデバイス導入につながるという。そこで、七つの分類とデバイスから、新たなワークスタイル提案を考えていく。

文/田中亘


この記事は、ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン「月刊PC-Webzine」(毎月25日発売)からの転載です。

公式サイトはこちら→ PC-Webzine

七つの分類がほとんどのワークスタイルをカバー

 デルが提唱する、働き方改革を実現する七つのメソッドにおける分類は以下のようになる。

  • 社内移動型社員
  • デスク型社員
  • 外勤型社員
  • 在宅型社員
  • クリエイティブ型社員
  • エンジニア型社員
  • 現場作業型社員

 デルによれば、この七つの分類により、多くのワークスタイルはカバーできるという。

 まず、社内移動型社員はPCを社内で持ち歩く。それは、かつてのノートとペンに代わる文具としてモバイル型PCを使いこなすイメージだ。デルの調査によれば、社内移動型社員は、50%以上の時間を自らのデスク以外の場所で過ごすという。ちなみに、米国で調査がスタートした時点では、「廊下の戦士」という表現が使われていた。おおよその意味は、ビジネスの主戦場が自分の机や会議室ではなく、社内の廊下や小規模なミーティングスペースが中心のワークスタイルをイメージしているのだろう。社内での移動が多い社員には、画面の広いノートPCや2in1タイプのモバイルPCがお薦めになる。

 デスク型社員は、「廊下の戦士」とは逆で、50%以上の時間を自分のデスクで過ごす。いわば「机上の戦士」となる。定型業務や調査、コールセンターなど、バックオフィス系の仕事が中心だ。こちらは、汎用性の高いコンパクトなデスクトップPCやオールインワンタイプが推奨されている。

 外勤型社員は、営業職に代表される「移動のプロ」となる。もちろん、 50%以上の時間はオフィスの外で働く。電車や飛行機の中などで、多くの仕事をこなすイメージだ。利用するPCも、モバイルに特化したコンパクトなモデルや、2in1のデタッチャブル方式がフィットする。

 さらに在宅型社員は、週の30時間は自宅やサテライトオフィスなどで働く。一日の労働時間を8時間で計算すると、4日程度は会社ではない場所でPCを使っている。そこで、画面が大きくパワフルなノートPCや、家庭でタブレットとしても活用できる2in1などが推奨される。

特別作業を三つに分類

 デルの七つのメソッドは、2015年に最初の調査がまとめられた段階では、五つに分類されていた。その時点でも、社内移動型社員・デスク型社員・外勤型社員・在宅型社員の四つは確立されていた。残る一つは「特別作業」や「特定用途」という大きなくくりになっていた。それをさらに三つに細分化して、現在の七つに至っている。新たに登場した三つが、クリエイティブ型社員・エンジニア型社員・現場作業型社員だ。

 クリエイティブ型社員は、デザイナーに代表されるクリエイター職になる。デルによれば、クリエイティブ型社員は、グラフィックや動画などの高精細なコンテンツの製作において、精巧なテクノロジーとパワーを必要としている。そこで、ハイパワーの15インチモバイルワークステーションに加えて、27インチの水平デジタルキャンバス、32インチウルトラHD 4Kモニターなどのハイエンドなデバイスがお薦めとなる。

 エンジニア型社員は、その名の通りにCADや高度な解析計算など大量のCPUパワーを消費するので、拡張性を重視したタワー型ワークステーションや32インチウルトラHD 4Kモニターなどの利用がフィットする。

 そして過酷な状況下でも働くことがある現場作業型社員には、耐久性の高いコンバーチブルノートPCや、オフィスに戻ってからの作業効率を高めるための24インチワイドモニターなどが最適だという。

働きやすさを追求すると大型モニターに

 これら七つのワークスタイルとデバイスの組み合わせを伝えるだけでも、働き方改革に取り組む企業に向けて、社員のワークスタイルとPCの考えを再考してもらうきっかけになる。

 さらに、デルでは興味深い提案を教えてくれた。それはモニターの存在だ。昨年にオフィスのレイアウトを刷新して、ワークスペース変革に取り組んだデルでは、部屋のあちこちに大型モニターを設置した。小規模なミーティングスペースやデスクには、必ず24~40インチまでのモニターがある。そのモニターにノートPCの画面を映してミーティングしたり、Excelなどのワークシートを開いて作業している社員もいる。使い方はいろいろあるが、多くの社員がモニターの存在を便利だと感じ、満足度は85%に達した。

 実際のところ、1366×768ドットの12.5インチの画面でワークシートやWebサイトを開いて作業するよりも、1920×1080ドットで24インチの大型モニターを利用した方が、仕事は早く片付く。個人の生産性という観点からも、大型モニターの利用は作業効率のアップや時間の短縮に貢献する。

 さらにデルでは、デバイスだけではなくセキュリティソリューションも含めたトータルな対応を提供している。社員が利用するフロントエンドのデバイスとなるPCから、バックエンドのサーバーやセキュリティまで、ワンストップで提供できる商材をそろえている。

 セールストークとしても話題性のある七つのメソッドに加えて、フロントエンドのデバイス提案からセキュリティも含めたバックエンドへのトータルソリューションは、ワーキング変革の大きなビジネスチャンスとなるのだ。

(PC-Webzine2018年7月号掲載記事)

筆者プロフィール:田中亘

東京生まれ。CM制作、PC販売、ソフト開発&サポートを経て独立。クラウドからスマートデバイス、ゲームからエンタープライズ系ITまで、広範囲に執筆。代表著書:『できるWindows 95』、『できるWord』全シリーズ、『できるWord&Excel 2010』など。

この記事は、ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン「月刊PC-Webzine」(毎月25日発売)からの転載です。

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