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2018/09/11

戸田覚の週刊「ジバラ」-自分働き方改革のススメ

【第10回】外さないビジネス書の選び方



 今回はビジネス書の選び方を紹介しよう。仕事の効率をアップしたり、知らない情報を得るために本を読むのは、とてもよい良い方法だと思う。自分で働き方を改革(ジバラ)しようと思うなら強い味方になる。インターネットでもあらゆる情報が手に入る昨今だが、本は1冊にまとまっているので一気通貫でインプットできる。書籍の選択が正しければ、ノウハウを身につけるのに向いているし、新しいトレンドなどを理解するためにも役立つはずだ。

 ただし、自分に合っていない内容やレベルの本を買ってしまうとがっかりすることこの上ない。そこで外さないビジネス書選びのポイントを押さえておきたいわけだ。

文/戸田 覚


タイトルより帯をみる

 ビジネス書は「タイトルで売れる」と言われる。各出版社がタイトルに工夫を凝らしているのだが、最近は似たタイトルが多かったり、キャッチーなばかりで何の話なのかよくわからないものもある。そこで、書店で本を選ぶ際には、タイトルだけで決めずにぜひ帯をチェックしてほしい。帯とは本に巻いてある細長い紙で、ここにこそ内容の抜粋や読みどころが明確にされている。できれば、帯の裏表紙側も読んでみると、おおむね自分の求めている本かどうかがわかるだろう。前書きを読むのも時間がかかるので、帯がおすすめ。

 ページを開くかどうかをタイトルだけで決めるのではなく、帯を参考に判断して欲しいということだ。アマゾンで探すなら概要を読めばよい。

この本の場合下部分が帯だ

裏表紙側の帯もしっかり読んで欲しい

読み物と情報収集を分ける

 ビジネス書には多くの種類があるが、ジバラに役立つのは有名経営者やコンサルタントが書いた働き方や経営の本と、各種のノウハウや情報本だろう。

 前者には経営者の自伝なども含む。経営指針の立案などに、マネジメントや組織論などが役立つのだが、どちらかというと“読み物”に近く、すぐ役立つと言うよりは、考え方を身につけるのに向いている。例えば、松下幸之助の自伝などは、偉人の功績としてとても素晴らしいが、書かれている経営ノウハウすべてが現代に通用するわけではない。あくまでも、考え方を学ぶ本だ。この手の本は、読みやすくないと読破するのが難しいので、数ページ読んでみて自分にマッチするかを判断したい。

 また、後半に対談が収録されている本は、僕は好まない。多くが単なるページを埋めるための参考情報でしかないからだ。

情報を得るための本は目次が重要

 新しいテクノロジーやビジネストレンドについて学んだり、効率化のためのノウハウを学習するために本を読むなら、まず目次を開いてみよう。

 今さら言うまでもないが、目次は大見出し、中見出しなどを抜粋したものだ。目次を見れば、書かれてる内容がほぼ把握できるし、自分が求めている情報がどの程度入っているかの目安になるはずだ。

 また、目次は具体的でかつ、自信に満ちている本がおすすめだ。小説や読み物ではないので、「○○ですか?」「これから働く人のために」といった目次が並んでいる本は僕なら敬遠する。「新卒なら履歴書は20通送る」など、具体的な情報が盛り込まれている見出しの本は、内容も説得力が高いことが多い。また、自分にマッチしているかどうかの判断も付けやすい。

目次に具体性のある項目が並んでいる本はおすすめだ

そもそも項目の文章が長く具体性がないために、パッと頭に入ってこないなら、内容もおそらく同様

内容を読んでレベルを判断する

 ノウハウや情報を得るための本は、文章が特別に読みやすい必要はない。逆に冗長な本は情報が薄い可能性もある。自分とのレベルのミスマッチがないか調べておきたい。

 目次をみて良さそうだと思ったら、真ん中から後半あたりのページを開いて少し読んでみよう。自分の知らない言葉がたくさん出ているようなら注意。読者としてのあなたのレベルを超えている可能性がある。その場合、ページの前半を見て、知らない言葉が解説されているようなら安心だ。もしくは、別の入門書を追加で買うか、インターネットで言葉を調べながら読むべきだ。

 例えば、商談や企画作成のために一夜漬けしたいなら、自分よりレベルを落とした本を買う。ある程度時間を取って勉強したいなら、自分よりレベルの高い本を併せて手に入れると良いだろう。後者の場合は、空き時間に読んでみるような読書方法はおすすめしない。しっかりと机に座って、ラインマーカーやパソコンを目の前に置いて読書する。追加情報をすぐに調べられるし、重要なページはパソコンでメモを取ったり、必要部分をスマホで撮影してノートアプリに貼り付けるなどできる。移動中に何となく読んで、後で重要部分がわからなくなるような読書には向かないのだ。

 なお、アマゾンでは本の中身を見ることはできない。できたとしても希望のページではない。僕は失敗を覚悟で複数の本を買うことが多い。書店に出かける手間と交通費を考えたら、多少失敗しても元が取れるからだ。

候補の本を見つけたら、自分とレベルが合っているかどうか、キーワードになる言葉の理解度で決めよう。

筆者プロフィール:戸田 覚

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。

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