筆者プロフィール:戸田 覚
1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
2020/06/30
今回は、IF関数の基本中の基本について紹介する。なお、次回はVLOOKUP関数の基本を紹介する。この2つの関数は、Excelコンテンツの永遠のテーマと言える。常に、使い方を調べている人がいるのだ。しばらく使わないとまた使い方を忘れてしまうこともあるだろうから、2つの関数の基本中の基本をしっかり理解して、使い方を覚えていよう。もちろん、初めて使う方にもおすすめだ。
文/戸田 覚
IF関数は、条件によって数値を分岐させる。「論理式に対して、真ならばA、偽ならばB」というのが引数の指定方法になっている。Excelの関数パレットにもそのように書いてあるのだが、これがわかりにくくしている。
まずこの考えを無視して、条件を分岐する言葉を「AならB、CならD」とメモに書いてみればいい。
例えば、次のようになる。
金額が500円未満なら送料は300円、500円以上なら送料は無料
こんなケースは仕事でもよくあるだろう。このように文章で書くとわかりやすくなる。あえてIF関数の引数定義に合わせると次のようになる。
論理式 金額が500円未満
真の場合 送料は300円
偽の場合 送料は無料
ここで重要なのは、未満と以上の扱いだ。仮にこの条件を「金額が500円以下なら」としてしまうと、一般社会では偽の式を「501円以上の場合」としたくなる。だが、IF関数では大なり(よりおおきい)を使わないと、元の式が真・偽で指定できなくなってしまうのだ。
ちなみに、以上、以下は「>=」「<=」、より大きい、より小さい(未満)は「>」「<」となる。なお、以前紹介した新しい「IFS」関数も活用してほしい。
<Excelの関数をもっと基礎から知りたい方はこちら!>
【第63回】初めて使う方大歓迎。Excelの関数「超」入門>>
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1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
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