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2021/01/05

スマホ超大容量50GB~無制限プランを社会人が賢く使う方法

本気で使うと案外少ない? でもじつはコスパ最強!


格安の20GBプランが揃った現在でも、コスパでみるなら大容量50GB超プランの存在感は抜群。特に固定回線を持たないテレワーク社会人なら必須のプランと言ってもよい。そこで50GBで仕事も趣味も丸ごとカバーするための賢い使い方を考えてみた。

文/正田拓也


50GB超プランが今、安い!

 格安の月間20GBプランは確かに魅力的だが、20GBを少なく感じる大量利用者にとって月間50GBオーバーのプランは(値下げされなくても)意外にコスパが高かった。しかも2020年12月以降、NTTドコモを先頭に超大容量プランのさらなる値下げが続々発表されている。

 話題のドコモ「ahamo」が月間20GBでおよそ3000円だが、仮にこの比率で50GB化すると単純に2.5倍して約7500円。実際にはahamoの追加容量は1GBで500円なので、基本の20GBの2980円に追加30GB分の追加チャージをすると1万7980円となる。

 一方、実在する50GBオーバーとなるドコモの「5Gギガホ プレミア」の容量は無制限。月額料金はと言えば……なんと6650円ぽっきりなのだ。ソフトバンクも無制限でほぼ同額。1回線で大量にデータ通信するなら十分お得で利便性も高いのが超大容量プランということになる。

 そこで今回は、50GBオーバーのプランはどんな人や使い方に向いているのか? どう使えば有効に使えるのか? BYODの社会人を想定して考えてみた。

50GBオーバーのプランに向いているのはどんな人?

 50GBオーバーのプランに向いた人は、まず、自宅に固定回線のない人が想定される。固定回線がなければ、すべての通信をモバイル通信で賄わなくてはならず、アプリの更新はもちろん、1GB級になることもあるスマートフォンのOSの更新もモバイル通信からダウンロードしなければならず、意外と使ってしまうものだ。

 対して固定回線を持ちながら50GBオーバープランが向いている人は、外出先で動画を見たり、モバイルでクラウドから大容量ファイルを引き出して作業するような使い方を余儀なくされている、と考えられる。

 すでに紹介した20GBのプランでさえ、かなり余裕を持って使うことが可能なのだ。それにプラスして30GBとなると、よほどまとまって使わない限り、持て余してしまう。30GBという容量は「1~2時間の動画コンテンツを1日1本必ず見る」「ストリーミングの音楽サービスを毎日10時間流しっぱなし」ぐらいのことをしないと消費しきれないのだ。

 そのほかでは、スマートフォンで撮った動画をクラウドにバックアップするような使い方や、テザリングでPCを接続して必要な通信を行ったり、大容量ファイルの送受信をしたりする使い方が考えられる。

どんなプランがいくらで提供される?

 ここまで50GBを基準に話を進めておいて何だが、最近では50GBを通り越して無制限化が進んでいる。ドコモの5G契約はこれまでキャンペーンの一環として無制限扱いだったが、2020年12月発表のプランで無制限が恒常化。ソフトバンクはこれまでも事実上無制限だったが、改めて「メリハリ無制限」として発表、無制限化する。

 auについては、2021年春からのプランがまだ発表されていないが、現行プランではいちはやく無制限化をしており、テザリングに関しては30GBまでという制限があるものの、4G・5G契約ともに無制限のプランとなっている。

 ちなみに、ソフトバンクは現行の「メリハリプラン」で50GBとなっているが、YouTubeやTVerなど主要な動画配信サービスの利用はノーカウントとしており、動画をずっと見ている、という使い方ではすでに無制限化を行っていると言ってもいいだろう。逆に無制限化でテザリングの上限が30GBとなるのは少し残念なところだ。

キャリア名 プラン名 月額料金(税別) 通信容量 通話料
ドコモ 5Gギガホ プレミア 6650円 無制限
ドコモ ギガホ プレミア 6550円 60GB
ソフトバンク メリハリ無制限 6580円 無制限
au データMAX 5G 8650円 無制限
au データMAX 4G LTE 7650円 無制限
楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT 2980円 無制限(註1) かけ放題

註1:楽天回線エリアのみ。auローミング時は5GB
※ドコモ、ソフトバンクは2021年春からの新プラン
※auは2021年春からのプランを未発表
※いずれも長期契約なしの料金
※楽天モバイル以外は、複数回線や固定回線があると割引あり
※楽天モバイルは先着300名・1年無料

 3大キャリア以外に楽天モバイルも無制限となっている。月額2980円で無制限と際立って安く、しかも、先着300万名は1年間無料。さらに通話もかけ放題と、ほかに比べると大幅に安いのだが、問題はエリア。

 無制限で使えるのは楽天モバイルが自前で整備した「楽天回線エリア」のみ。au回線を使うローミングエリアでは月間5GBまでの制限がある。2020年秋くらいからエリアが急速に広がる一方で、楽天回線エリアが充実した市区町村からauローミングを終了しており、完全な圏外となってしまう場所が点在している。メイン回線として使うにはもう少しエリアの充実を待つ必要がある。

 そして、2020年12月にドコモとソフトバンクが2021年春からの値下げした無制限プランを発表したが、auも同じように値下げすることは確実。その際、サービス内容が多少変わる可能性があるが、今よりもお得に利用できることだけは間違いないだろう。

50GBの超大容量が生きるのは、固定回線を持たない場合

 月間50GBを使うような使い方を具体的に考えてみたい。まず、ベースとなるのは別記事の月間20GBのプランが適したような使い方だ。

 具体的には、週の半分程度をテレワーク、半分を通勤と外出、休日は家で過ごすことが多いパターンを想定。テレワークと言えども毎日の散歩・ジョギングは欠かさないほか、ジョギングの休憩中に動画の視聴をするなど、まとまった利用がわりと多め。仕事のやりとりも自分のスマホで受信し、散歩中でも画像の入るような容量が大きいパワーポイントのファイルをチェックすることもある。

 また、外出して客先に出向くこともあり、行き帰りの交通機関内では動画を視聴することもある。客先ではPCを起動、テザリングでネット接続し、社内資料を駆使したプレゼンを行っている。ただし外出先でリモート会議に参加することは原則して行っていない。

 このような使い方をするなら月間15GB~20GBで収まる計算なのだが、さらにその上、プラス30GBを消費するとなると、まず、思い浮かぶのが固定回線がないという場合だ。

 そして、忘れてはならないのが、アプリやOSの更新。スマートフォンのアプリは比較的更新が多く、アプリの量にもよるが、これだけでも月間に数GBクラスの量を消費する。

 iPhoneの場合、更新するアプリに表示される容量は新規にインストールした場合の容量なので、更新にかかる容量はもっと少ないのだが、それでも毎日なんらかのデータ受信は発生するほか、新規にインストールするアプリがあればその分増えてしまう。通常、Wi-Fi接続時でしか更新しない設定となっているが、更新はしなければならず、ほかに通信手段がなければモバイルで消費してしまうことは避けられない。

iPhoneではアプリ更新時に容量が表示されるが、実際にこの数字が消費されるわけではない

iOSの更新では数百~ギガバイト級のデータ量が表示され、それに近いデータ量が消費される

Androidのアプリ更新では、ダウンロードするデータ量が表示される

 アプリの更新はAndroidでも同様で、月間合計数GBクラスの量を消費するのは覚悟しなければならないし、OSのセキュリティアップデートも必要だ。

 また、テザリングでのPC利用は想定以上に消費してしまう可能性がある。たとえばWindows PCの場合、定期的にセキュリティアップデートがあるため、これだけでも数百MBから数GBを消費する。

 そして、ごく最近の事例としては、家族で容量をシェアする料金プランがなくなってしまったことから、その代替として、家族で1人だけ容量の大きなプランを契約してテザリングを提供、家族の別のスマートフォンがテザリング接続し、アプリのダウンロードや更新をして動画の視聴まで使うという新たな形式の容量シェアをしている家庭もある。

 要するに、家族にテザリング提供をするという珍しい使い方だが、動画の視聴やアプリの更新まで余裕をもって使いたいのならば、50GB以上の大容量は心強い。容量無制限のプランならばさらに安心して利用できる。

固定回線があっても50GBが必要な使い方とは?
通勤時の見逃し視聴がカギを握る

 自宅に光ファイバーの固定回線などがあればモバイルで50GBも使うことはないと思われがちだが、考え方を切り替えることで案外簡単に月間50GBを消費してしまう。

 まず、外出先での動画視聴が長時間にわたる場合だ。月間20GBで示した利用パターンでも外出先で動画視聴をしているが、片道1時間を超えるような通勤をしているならば、往復の電車で動画を視聴することもある。どんなにテレワーク化が進んでも、テレワークが無理な業種では通勤をしなければならない。

 テレビ好きの人なら、家に帰って録画した番組を見るという選択肢のほかに、今はTVerがある。帰宅時間が遅くなってしまう人は、家に帰ってから録画を見るよりも、帰宅中にTVerの見逃し配信で視聴を済ませてしまうほうが効率的だ。

見逃し配信が充実したTVerは、電車通勤の強い味方。その一方で大量消費の元凶でもある。

 最近はTVerの番組も充実しており、深夜帯のドラマなどはその地域で放映されていないものまで見ることができるため、住んでいる地域によってはテレビで見るよりもTVerの内容のほうが充実していることも。すでにTVerの視聴をメインにしている人もいるはず。

 帰宅時はゴールデンタイムの見逃しでドラマを視聴、出勤時は深夜帯のドラマの見逃しを視聴するというパターンも十分ありえる。こういった視聴スタイルを毎日すれば、ドラマ2本で1.5GB程度、それが20日以上あるため、これだけで30GB以上費やしてしまうことになる。

 もちろん大量消費はTVerに限らない。動画配信サービスで海外ドラマの数シーズンに渡る名作を通勤時間帯にイッキ見する、プレイ中にデータ消費するタイプのゲームに没頭といったことも考えられる。

 つまり、通勤時間が長い人が行き帰りの時間を効率的に使おうとすると、月間50GBは必ずしも「桁外れの容量」というわけではないのだ。

 一方、PCでのテザリングも消費が多い。OSやソフトウェアのアップデートは自宅の固定回線で済ませるとしても、問題はクラウドの利用だ。セキュリティなどを考慮してデフォルトでクラウドにファイル保存する設定だと、外出中に文書ファイルを作り、上書き保存するたびに容量を消費していく可能性もある。

 そのほかでは、流行りのワーケーションや不意の入院など、固定回線のない場所に移動してPCをテザリングで使うような使い方をすれば同様に消費する。

自宅利用が多いなら固定回線+格安プランにメリットあり

 月間50GBオーバーの使いみちを考えてみたが、自宅に固定回線があるならばどんな使い方をしてもほぼ満足に使える一方で、自宅に固定回線がない場合、50GBでも厳しくなる可能性があるため、一歩進んだ無制限のプランがおすすめだ。

 ただ、在宅利用時のデータ消費が大半だというのなら、50GBオーバーや無制限のプランを契約するよりも、固定回線を用意したほうが便利な場合もある。auやソフトバンクのテザリング30GB制限もない。固定の回線といっても光ファイバーのマンションタイプは意外に安く、加入時の特典も多い。工事が面倒なら、WiMAXをはじめとした無線型の固定回線もある。

 今やスマートスピーカーが普及し、ネットにつながるIoT機器も増えている。利便性の面からも自宅の固定回線はメリットが多い。固定回線+話題の格安プランという組み合わせのほうが低コストになる可能性もある。

 50GBオーバーの回線の使い方を考えてみたが、使い方によっては固定回線を用意したほうが便利になる。自分の用途やできることをよく考えたうえで通信回線とプランを選んでほしい。

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筆者プロフィール:正田拓也

PCとの関わりは8ビット機やBASIC全盛の時代から。Windowsとの深い関わりは小規模企業の兼任システム管理者時代から。その後、インプレスWatch記者などを経て、フリーライターへ。得意分野はPC全般からハンダゴテを使った自作系、通信系、電気工事まで。

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