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2021/03/09

ニューノーマル世界のITビジネス戦略を探る #5 マイクロソフト

DIS WORLD Digital Days 2021セミナー報告


2021年2月16日~19日まで、「ニューノーマルで変わるITビジネス。その影響と対策を学び、考える。」をテーマにDIS WORLD Digital Days 2021(主催:ダイワボウ情報システム)が開催された。五回目のレポートでは、三日目の日本マイクロソフトのセミナーを紹介する。


パンデミック経験で進んだ理解

Keynoteは「ニューノーマルを見据えたDX実現に向けて」のタイトルで日本マイクロソフト株式会社執行役員常務パートナー事業本部長の檜山太郎氏が登場した。パンデミック経験と、これからのニューノーマル時代のマイクロソフトの取り組みについて解説した。

日本マイクロソフト株式会社執行役員常務パートナー事業本部長檜山太郎氏

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で特別な年になったが、ITやデジタル化技術を最大限活用して新しい環境に立ち向かうことの大切さも実感した一年だったと檜山氏は振り返る。具体的にはリモートワークを実現して働き方改革を体現したこと、また感染データを利用して医療現場でのサポートができたこと、現在進められているワクチン接種に関するマイナンバーと連携した管理など、これらは社会に向かってくる環境問題に対し人間が示す姿勢だ。

日本で一度目の非常事態宣言が出されたころ、海外では都市封鎖で外出もままならない人も多かったが、経済活動を持続していかなくては市場が立ちいかなくなってしまう。世界中でデジタルの力を活用して、なんとか経済活動を継続しようという試みがなされた。マイクロソフトは自社が提供するデジタルツールを世界中で使ってもらうことで、これに協力しようとしてきた。

中でも代表的なのがコラボレーションツールMicrosoft Teamsで、この一年間でアクティブユーザーが6倍になり、世界中で1.15億人が使用している。Teamsの会議参加者(ユーザー以外も含む)は1日当たり2億人だ。日本国内ではMicrosoft Virtual Desktopの月ごとのアクティブユーザーが106倍に上昇している。

パンデミック下で利用が急増するマイクロソフトのソリューション

日本の中小企業の分岐点

日本では生産年齢人口が減少を続けており、2025年には人口の58%にまで減少するといわれている。一方、労働生産性は1970年以降先進7か国で最下位を続けている。生産性が低いうえに労働人口が減少すれば日本の競争力はさらに失われてしまう。人手不足は中堅中小企業で顕著で、特に都市部以外が深刻だ。SMBは大企業よりも4割生産性が低いというが、これはITへの取り組みが遅れているためでもある。しかし、パンデミックによって、リモートワークを支えるITは企業規模にかかわらず、誰もが取り扱わなくてはならないものだということがわかってきた。

リモートワークは取り組んでみると意外と簡単だったという例も多く、中堅中小企業でも昨年の緊急事態宣言以降、リモートワークの導入が急速に進み、半年で20%から70%に増えた。しかし、今後もニューノーマル対応を継続していく企業と、緊急対応はしたが、その後対応を放置している企業があり、現在は両者の分岐点になっている。

すでに二極化は進み始めていて、積極的なIT投資を行う中堅中小企業の2~3割は大企業より生産性が高いことがわかってきている。変化することに大きなエネルギーが必要な大企業より、身軽にスピードをもってチャレンジを行える中堅中小企業の方が、イノベーションも生まれやすいように見える。

このため、現在の分岐点は、変化しようとする中堅中小企業にとっては、大きな飛躍の可能性を秘めている。日本全国の中堅中小企業がニューノーマルに向けて攻めの姿勢でデジタル化に挑んでいくことが、日本の産業界を元気にしていく。

真のDXを生み出すために

マイクロソフトのクラウド製品群は、堅牢でセキュリティが高く、全体が連携している。その組み合わせに、パートナー企業のソリューションをレゴのブロックのように加えていくことで、多様な企業のニーズに対応できるサービス活用プラットフォームを構築できる。

パートナービジネス本部は発足して3年目だが、パートナーとのエコシステムを最大限活用して新しい世界の実現を目指している。発足当初はライセンス販売がメインだったがクラウド促進に移行し、インダストリーソリューション促進にも注力した。現場から多くのフィードバックを受け取り、それをもとに産業界別のひな型として、6業種のレファレンスアーキテクチャをリリースした。2020年後半からは真のDX支援を通じてパートナーとともにニュースタンダードを創造していくことを目指している。

DXニーズと課題については、案件数はコロナ下で200倍になった。ビッグデータは2024年には1.9兆円規模に成長が予測されている。しかし日本はビッグデータ活用が63か国中最下位、スキルは62位。技術者は米国の4分の一で、資格取得も遅れている。

日本では、IT技術者の集中がIT業界に7~8割で、大手企業の技術部門の人材が不足している。大手SI依存により、ユーザーが思考を停止させている。運用も任せ切りでビジネス戦略とIT戦略が分断されているため、成長のためのエコシステムが形成されず、負のスパイラルに陥っていると、檜山氏は指摘する。

真のDX支援によるニューノーマル創造

マイクロソフトのミッションは「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」だ。今後、真のDX支援を通じて日本のニューノーマルを創造していきたいと語った。

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