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2021/06/07

AWS TRAINING COURSE---LESSON 05---

わずか数分で仮想サーバーが使える「Amazon EC2」を解説

オンラインセミナー『AmazonEC2を数分で作成!』(約17分)もご覧ください。

前回よりAWSの主要なサービスを一つずつピックアップして、機能や用途、効果などを中心に紹介している。今回はAWSのクラウド上でスケーラブルなコンピューティングキャパシティーを提供する「Amazon Elastic Compute Cloud」(Amazon EC2)を取り上げる。Amazon EC2もAmazon S3とともにAWSの初期のころから提供されているサービスで、AWSの中核のサービスの一つだ。


講師
アマゾン ウェブ サービス ジャパン
パートナーアライアンス統括本部
テクニカルイネーブルメント部
大林 加奈子氏

わずか数分の準備作業で仮想サーバーが使える状態に

 講師を担当するAWSジャパンの大林です。前職ではビッグデータ専用のデータベースソフトウェア専任のソリューションアーキテクトとして、主にアジア地域のお客さまのオンプレミス上のビッグデータシステムの構築支援や課題解決に携わっていました。

 時代の流れもあり担当していたデータベースソフトウェアもクラウド上で動作するようになり、クラウド上での構築や運用の革新的な変化に魅せられ、現在はAWSのパートナーに技術トレーニングなどを提供するお手伝いをさせていただいています。

 ところで皆さんはオンプレミス上でサーバーを構築したことはありますか。経験している人ならば、その道のりの長さを知っていることでしょう。例えば構築フェーズの作業だけ取り出すと、サーバーを構築する機器が全てデータセンターに届いた後、まずは電源やネットワーク環境を整えてラッキング作業を行い、必要に応じてハードウェア関連のファームウェアのアップデートを行い、必要とされるOSがプリインストールされていなければOSのインストールを行い、とOSにログインできる状態になるまでなかなかの道のりがあります(図1)。

 ところがAmazon EC2をご利用いただくと、わずか数分でOSがインストールされた状態の仮想サーバーが使える状態になります。1時間あるいは秒単位での従量課金であり、サーバーの追加や削除、マシンスペック変更も数分で行えます。

さまざまな用途に適合させられる豊富なインスタンスタイプを用意

 仮想サーバーの用途は、例えばWebサイト用のアプリケーションサーバーとして、あるいはSAPワークロードの実行用の高メモリーインスタンスとして、または機械学習のトレーニングを行うためのGraphics Processing Unit(GPU)インスタンスとしてなどさまざまです。そこでAmazon EC2では用途に応じて最適なコンピューティング環境が選択できるようにインテル、AMD、Armなどのプロセッサーでそれぞれ仮想サーバーを提供しています。

 2021年4月現在、およそ400種類のインスタンスを提供しており、世界中で25のリージョンと80のアベイラビリティーゾーン(AZ)で利用可能です。リージョンやAZについては本連載のLESSON02を参照してください。

 さてAmazon EC2のインスタンスタイプについて、もう少し深掘りしてみましょう。EC2インスタンスには図2のようなネーミングポリシーがあります。まずEC2インスタンスファミリーについてですがメモリーやI/O、CPUクロックなどを重視、GPUやFPGAを搭載、価格重視など、それぞれ特徴を持ったインスタンスファミリーが提供されており、処理するワークロードの種類に合わせて選択できます。

 続いてEC2インスタンス世代ですが、同じインスタンスファミリーでも世代が進むにつれて数字が大きくなると理解してください。世代が新しい方が性能もコストパフォーマンスも高いため、できるだけ最新世代のインスタンスの利用をお勧めします。

 追加機能の表記には、例えばAMDのCPUが搭載されている場合は「t3a」などと「a」で表現されることがあります。こちらはあくまでも追加機能の表現であり、必須ではありません。そしてインスタンスサイズですがCPU、メモリー、ネットワークのキャパシティによってインスタンスサイズが分類されているため、アプリケーションが必要とするリソース量に合わせて選択することになります。

 ただし最初から完璧に適合したインスタンスタイプを選択するのは難しいものです。オンプレミスであればサーバーを購入した後でスペックを変更するのは難しいですが、クラウド上の環境であれば容易に変更できます。仮想CPUの追加やメモリーの追加など、スペックの変更は容易に行えます。

 逆に減らすことも可能です。例えばオンプレミス上のサーバーを移行する際に、まずはオンプレミス上のサーバーのスペックと同等の仮想サーバーを準備し、実際のワークロードを実行していく中でオーバースペックであればスペックを下げるといった形でインスタンスタイプを変更することもできます。

 サーバーの台数の増減も任意のタイミングで可能です。例えば午前9時から正午までのワークロードの負荷が高い時間帯にサーバーの台数を増やし、それ以外の時間帯は減らすことでコストをコントロールすることができます。

購入オプションの選択でコストをコントロールできる

 Amazon EC2にはいくつかの購入オプションが準備されています。最も一般的なのは「オンデマンドインスタンス」です。こちらは初期費用なしで、1秒単位での従量課金で使った分だけ支払うオプションです。常に利用可能なキャパシティを予約しておきたいというケースでは、1年間または3年間分をあらかじめ購入することで最大72%の割引が見込めるオプション「リザーブドインスタンス」(RI)という選択もあります。ワークロードが安定し、ある程度必要なリソースが見えているユースケースでは、コストメリットが高いオプションになります。

 そのうち処理が終わればよいのでとにかく安く処理を実行させたいというケースには、使われていないキャパシティを時価で提供する「スポットインスタンス」というオプションがあります。こちらは最大90%の割引が見込めます。そのほかにも専用ホストやハードウェア専用インスタンスなども提供しています。詳しくは「Amazon EC2 の料金」のページ(https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/)を参照してください。


オンラインセミナー『AmazonEC2を数分で作成!』(約17分)
https://www.pc-webzine.com/rd/aws2105/

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