Windows 11搭載PCがついに発売

新製品紹介

 マイクロソフトの最新OS「Windows 11」を搭載したPCが、各メーカーから続々登場している。

 レノボ・ジャパンは、「ThinkPad X1」シリーズにWindows 11搭載モデルを追加した。例えば、第11世代インテル Core i7 プロセッサーを搭載可能な13インチノートPC「ThinkPad X1 Nano Gen1」がある。包括的な保護機能「ThinkShield」や開閉式カメラカバー「ThinkShutter」などセキュリティ機能を豊富に搭載した。2in1PCの「ThinkPad X1 Yoga Gen 6」もWindows 11対応PCだ。360度ヒンジを備え、本体内蔵型の充電式アクティブペンで文字や図を書き込みやすい。モニターが折りたためるモバイルPC「ThinkPad X1 Fold」にもWindows 11搭載モデルをラインアップした。

 日本HPでは、13インチのビジネス向けPC「HP Elite Dragonfly G2」や個人向け14インチPC「HP ENVY 14」などがWindows 11に対応した。HP Elite Dragonfly G2は14インチながら重量989gで、外出先や屋外でも見やすい1,000nitsのディスプレイを搭載。AIベースのノイズキャンセル機能を備え、周囲の雑音を大幅に軽減できる。HP ENVY 14はクリエイター向け製品で、「Adobe Creative Cloud」などが30日間無料で利用可能だ。

多様な活用シーンに対応

 デル・テクノロジーズも、法人向けPCでWindows 11搭載PCの受注を開始した。Windows 11対応製品のラインアップは狭額縁&薄型PC「Latitude」、中小企業向けPC「Vostro」、屋外現場向け堅牢ノートPC「Latitude Rugged」などのシリーズが該当する。Latitudeシリーズの中の「New Latitude 3520」は、薄型ながらUSB 3・2 Gen2やHDMIなどポートを豊富に備え、モニターや周辺機器と接続しやすい。Vostroシリーズの「Vostro 5415」はPCのファンを長持ちさせる「流体力学ベアリング システム」を採用し、ノイズによって業務生産性を低下させない設計だ。「New Latitude7220 RuggedExtreme タブレット」は温度、湿度、衝撃、耐水など過酷な環境条件に即した規格「MIL-STD-810」に対応し、広範囲な屋外現場に活用できる。

 クリエイター向けや屋外現場向けなど、用途に併せてさまざまなWindows端末を選べる。などを中心に配置したWindows 11の新UI。

Windows 11対応のThinkPad X1 Nano Gen1(左)とHP Elite Dragonfly G2(右)。
屋外現場向けのNew Latitude 7220 Rugged ExtremeタブレットもWindows 11を搭載。