ハッシュタグは、Instagramで写真や動画を投稿する際に使われるキーワードやフレーズです。投稿内容やテーマを特定し、他のユーザーがそれを見つけやすくするための機能で、「#」(ハッシュマーク)の後に単語やフレーズを入力して作成します。

ハッシュタグを使用することで、Instagram内のユーザーが特定のテーマや興味に合った投稿を見つけやすくなります。例えば旅行写真を投稿したい場合、「#旅行」や「#観光地」などのハッシュタグを使うことで、同じテーマの投稿が集まったページである「ハッシュタグページ」を通じて、他の旅行好きのユーザーに見てもらえる可能性が高まります。

以前は、Instagramで投稿を検索する場合、ハッシュタグをつけていないと検索に表示されませんでした。現在は、ハッシュタグを付けなくても検索に表示されることもありますが、それでも、同じテーマに興味がある者同士を繋ぐ機能としてユーザーに活用されています。

ハッシュタグの付け方

投稿した内容に関係のあるフレーズをハッシュタグとして付けていきます。例えば、ハワイの海の写真を投稿した場合、以下のようなフレーズが思いつくのではないでしょうか。

例:
ハワイの海
きれいな海
ハワイの海で癒される


このように、投稿する写真や動画と関連しそうなフレーズで、思いつくものを書き出してみましょう。

ハッシュタグの投稿件数を調べてみよう

以下の手順で候補のハッシュタグを入力して検索します。この時、Instagram内で該当のハッシュタグが使用されている件数が表示されるので、その数字にも注目してみましょう。

【1】Instagramのアプリにログインした状態で「虫眼鏡マーク」をタップします。


【2】検索窓に、先ほど「ハッシュタグの付け方」で書き出したフレーズを入力します。ここでは「ハワイの海」と入れました。「検索結果をすべて見る」をタップします。


【3】ここで「タグ」というタブをタップして画面を切り替えます。そうすると、「ハワイの海」が含まれているフレーズが表示されます。どんなフレーズがあるか、またそれぞれの投稿件数もチェックしてみましょう。

最終的に、候補の中から5~10個に絞ります。

投稿件数が多いタグの方がいい?少ないタグの方がいい?

タグの投稿件数に注目した場合、投稿件数の多いフレーズと少ないフレーズのどちらを採用すべきか悩むことがありますよね。投稿件数が多いものは、より多くの人にリーチできる可能性がありますが、競争が激しくなるため投稿が埋もれやすくなります。少ないものの場合は、競争が少ないため、投稿が目立ちやすくなります。ただし、あまりに少なすぎると限られた人しか使っていない可能性があるので、対象者に届きにくくなります。それぞれにメリットとデメリットがありますので、多いものと少ないものの両方を混ぜて使ってみてください。

ChatGPTに質問してみよう

ChatGPTなどの生成AIに質問すると、ハッシュタグを提案してくれます。以下は、ハワイに関するハッシュタグについてChatGPT(GPT-3.5)に質問した時の例です。

こちらも、実際に使用する場合は、Instagramのハッシュタグ検索で使用件数を調べてから使うフレーズを決めてください。

ハッシュタグの利用方法

ハッシュタグは通常、文章の最後に入れることが多いのですが、文中に記載することもできます。

毎回使うハッシュタグをいくつか決めておき、それ以外は投稿のたびに変えてみるのもおすすめです。季節によって変化をつけたり、時には流行っているフレーズを使ってみる等、バリエーションをつけてみてください。

まとめ

ハッシュタグは、Instagramでの存在感を高め、新たなフォロワーやエンゲージメントを獲得するための便利な機能の一つです。自分の投稿に最適なハッシュタグを見つけ、効果的に活用してください。
ハッシュタグの個数は5~10個がおすすめです。

著者プロフィール

志鎌 真奈美(しかま まなみ)

チーフSNSマネージャー/Shikama.net代表。97年からウェブ制作を開始し5年間の会社員生活を経て2002年に独立。ウェブ制作のほか、IT・ウェブ活用のコンサルティングやSNS導入・活用支援、講師業にも従事。書籍4冊執筆、教員経験あり。
https://shikama.net/ @shikama75(Twitter/Instagram)