4/29〜5/12 スマートワーク・働き方改革関連ニュースを一気読み!



週刊スマートワークzine - 第43回

4月29日(土)〜5月12日(金)の1週間に報じられたスマートワーク・働き方改革関連ニュースを一気読み! 企業の働き方改革が“うまくいかない”理由/新入社員が在宅勤務を推進できない3大要因/望むのは「給料」より「休日」/共働き夫婦の「家事」に関する意識調査/グーグルが社内で見つけた生産性向上のカギ/プレミアムフライデー失敗の理由/etc...

文/陣武雅文


ワークスタイル

「内職している人が4割」が日本の会議の現実 “立つ”ことで生産性向上、働き方にも変化が
(日本の人事部/4月29日)

 NTTデータ経営研究所によると、会社で開かれる会議が業務全体に占める割合は15.4%。その会議について「長い」「多い」「ムダ」と思う割合も多いのが日本の会議の実態であり、その会議を効率よく進めるために有効な手法として「立ち会議」を紹介している。

企業の働き方改革が“うまくいかない”理由
(ITmedia/5月1日)

「働き方改革」において、企業と働き手に求められていることは何かを紐解くコラム。働き方改革に込められたメッセージ、日本の労働環境の本質的な問題は労働力不足ではなく生産性が低いことだと語っている。

「家族の目が気になる」「集中できない」だけじゃない! 新入社員が在宅勤務を推進できない3大要因
(HARBOR BUSINESS Online/5月8日)

 フロンティアコンサルティングが働き方に関する調査において「テレワーク」などへの意識を分析した。その結果、半数以上が自宅で業務を行うことが許されていると答える一方、必要なソフト・機器・データなどの環境が整っていないことで自宅で仕事ができないと答えている。

フロンティアコンサルティング「若手社員の働き方に対する意識調査」より抜粋。

65歳から稼ぐ人、稼げない人
(プレジデント/5月11日)

 年金支給年齢が繰り上がる中、生活や生きがいのために、一生涯仕事を続けるにはどのようにしたらいいのか。定年後、納得いく働き方を手に入れた5人の実例をもとに、現役時代に準備すべきことをまとめている。

女性のためのビジネスサミット開催 60ヵ国以上から1300人が東京に集結
(2017 Global Summit of Women/5月11日)

 5月11日から13日まで「世界女性サミット」が東京で初めて開催され、60ヵ国以上から1300人が参加した。2017年は「ウーマノミクスを超えて:アクセシビリティを加速させる」をテーマとし、女性の経済的機会を広げるための戦略や取り組みを紹介するフォーラムが開催された。

Global Women’s Leadership awardを受賞する安倍総理大臣。

望むのは「給料」より「休日」=「自分ファースト」強まる−新入社員調査
(時事通信/5月9日)

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが今年春の新入社員の意識調査結果を発表した。会社に望むことでは、「残業がない・休日が増える」が「給料が増える」を初めて上回り、「私生活に干渉されない」と回答した人も3年連続で増加。私生活を重視する志向が強まっているとしている。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング「2017(平成29)年度 新入社員意識調査アンケート結果~生活のバランスは『自分ファースト』。理想の上司は『寛容型』~」より抜粋。

社会人1年目と2年目の意識調査2017
(ソニー生命保険/5月9日)

 春の新卒と、就職して1年経過した男女を対象とした「社会人1年目と2年目の意識調査」を実施。初任給の使い道や1年目に掛かった費用について、将来設計、仕事観などへの意識や考え方がまとめられている。

宮城県南三陸町にて持続可能な社会作りに挑戦する起業家を募集開始、プロジェクトパートナーと共に最長3年間の事業創造をサポート
(Next Commons Lab/5月1日)

 次の社会を作るためのプラットフォーム「Next Commons Lab(NCL)」を宮城県南三陸町で開始。持続可能な社会作りに向けたプロジェクトを立ち上げ、起業家を誘致する。起業家は最長3年間のベーシックインカムを受けながら、事業開発に取り組む。

2017年「母の日」を前に、共働き夫婦の「家事」に関する意識調査
(大和ハウス工業/5月12日)

 子どものいる共働き夫婦を対象とした「家事」に対する意識調査を実施。夫婦における家事に対する意識の違いだけではなく、家事の定義自体が異なっていることが明らかになった。夫は家事を3割負担していると考えているが、妻の認識は1割に留まっている。

グーグルが社内で見つけた生産性向上のカギ 働き方より雰囲気、一歩間違うとぬるま湯に
(日本の人事部/4月29日)

 グーグルが実施した、より生産性の高い働き方を提案する「プロジェクト・アリストテレス」。しかし、生産性の高いチームに共通する要因が抽出されず、最終的に導き出されたのは「心理的安全性」という概念。“自分をさらけ出しても受け入れてもらえる雰囲気が重要”という結論になった。

プレミアムフライデー失敗の理由
(プレジデント/5月12日)

 すでに3回実施されたプレミアムフライデー。しかし、15時に帰ったのは全体の約4%という低い水準となっている。本記事では、その失敗の理由を「イベント疲れ、目的の一元化、実情を無視した月末金曜日という設定」と分析。その上で修正案を提示している。

プレミアム「スポーツ」フライデー? スポーツ庁新提案
(朝日新聞/5月12日)

 4回目となる5月26日(金)のプレミアムフライデーにおいて、スポーツ庁が連携し「スポーツを楽しもう」と呼びかけている。鈴木大地長官は東京・丸の内で開催されるイベントにも参加する。

※日付は編集部がニュースをピックアップした日です。