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BCP

BCPはBusiness continuity planning(事業継続計画)の略。災害などのリスクが発生したときに業務の中断を発生させない、または中断した場合でもスピーディーに復旧を可能にするための計画、およびその策定を指す。ディザスターリカバリー(災害復旧)とセットで語られることが多い。

2011年の東日本大震災以前は、BCPを策定していた企業は全ての規模で半数以下であったが、震災時に多くのサプライチェーンが停止したことで、以降、企業が災害やテロなどの緊急事態にどのように対応していくのか問われるようになり、BCPの重要性が増してきている。

BCP策定に際しては、どんな脅威を想定し、その業務に対しての影響範囲と復旧時間はどの程度か、さらには非常事態発生時には、どの業務の継続を優先するのかという3点が重要になる。また、ビジネスは変化していくため、定期的な訓練や見直しも必要になる。

(古市威志)