Microsoft Officeの買い方は3つある

基本的に、Microsoft Officeの買い方は以下の3種類がある。

1,Microsoft Office入りパソコンを買う
 個人利用では、最初からMicrosoft Officeの入っているパソコンを買う方法がおなじみだろう。パソコンの価格にMicrosoft Office代金が入っているので、費用を支払ったという感覚がないのがいいところ。とはいえ、その分パソコン本体の価格に含まれている。

2,パッケージを買う
 昔は、Microsoft Officeのパッケージソフトを購入する方法も主流だった。自分でインストールして使うわけだ。最近は、ダウンロードして利用するためのコードを買う形になるので、パッケージ版と言うよりダウンロード版になっている。店によって多少の値引きやポイント還元がある。

3,Microsoft 365を課金して使う
 いわゆるサブスクリプションのMicrosoft 365を申し込んで使う方法だ。なお、名前がわかりにくいのだが、Microsoft Officeを月払いで使うしくみが「Microsoft 365」という名前になり、ExcelやPowerPointも利用できる。毎月費用を支払う必要があるが、実は一番おすすめの方法だ。

Microsoft 365をおすすめしたい7つの理由

 なお、7項目に優先順位があるわけではないので、全部に目を通していただけると幸いだ。

【その1】最新版が使える
 実は、パソコンにプリインストールされているOfficeや、パッケージ版とMicrosoft 365では、中身が違う。Microsoft 365は、常にアップデートが利用可能で、いつでも最新のMicrosoft Officeが使えるのだ。「新機能は使わない」と思っている方もいらっしゃるだろうが、使えると便利なものがたくさんある。例えば、パッケージ版などではPowerPointのデザイナー(旧デザインアイデア)も利用できない。また、今後Microsoft OfficeにAIが導入されても、買い切り版では使えなかったり、機能が制限される可能性はあるだろう。

自動でスライドの美しいデザインを作る「デザイナー」

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【その2】OneDriveの容量が違う
 Microsoft 365にはいくつかの種類があって、それぞれに金額が違うのだが、基本的にはOneDriveの容量が1TB付属する。パソコンのプリインストール版やダウンロード版では、原則5GBしか使えない。

 次回は、【その3】以降の理由を紹介していく。

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru