見づらい表と見やすい表

ただ普通に作った表

ただ普通に作った表

 普通に表を作るとこんな形になる。データはあっていたとしてもとても見づらいのだ。

こんな表にすればだいぶ見やすくなる。特に数字がわかりやすいはずだ

こんな表にすればだいぶ見やすくなる。特に数字がわかりやすいはずだ

基本的にはA1から作る

 そもそも表は、基本的には左上のセルから作っていく。これがワープロとの大きな違いで、見栄えより機能優先で利用するのだ。
 とはいえ、すでに完成している表を作り直す必要はなく、範囲指定してドラッグで移動すればOKだ。

表は左上から作っていく

表は左上から作っていく

通貨表示で見やすくする

 金額などの数値の桁が多いと、目がチラチラして見づらい。10万と100万を見間違えると大きな問題になるので、金額は3桁区切りの表示にするのが基本だ。もちろん、個数などが多い場合にも3桁区切りにしていいだろう。いうまでもないが、型番などの数値にはこの区切りを利用しないことだ。

表の数値や金額の部分をドラッグして選択し、カンマ区切りをクリックする

表の数値や金額の部分をドラッグして選択し、カンマ区切りをクリックする

数値が3桁区切りで見やすくなった

数値が3桁区切りで見やすくなった

セルの幅を揃える

 セルの幅や高さを揃えたいときには、揃えたい範囲の列や行をドラッグで指定した状態で、いずれかのセルの区切り部分をドラッグする。表は原則として同じ幅が見やすい。数値に合わせて列幅をばらばらにしたりすると見づらくなるので気をつけよう。
 次回はもっと見やすく文字の太さなどを変えていく。一発で見やすく表を作る方法も紹介するので期待して欲しい。

例えば列をB~Fまで選択した状態で区切りをドラッグすると同じ幅にできる

例えば列をB~Fまで選択した状態で区切りをドラッグすると同じ幅にできる

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru