罫線を引く

 モノクロで印刷する表は、見やすくなるように罫線を引くのが一般的だ。もちろん、カラーで印刷する際にも必要だと思えば罫線を使う。画面で見せる場合にはExcelの元々ある枠線が機能するのであえて罫線を引かなくてもいいわけだ。
 罫線は表の外側に引かないように気をつけて引いていく。今回の表ならA1セルには罫線を引かない方が見栄えがいい。まずは「格子」で全体に線を設定する。
 続いて、外枠に太い線を設定すると、表がぐっと見やすくなる。

表全体(1行目を除く)に「格子」で細い罫線を設定する

表全体(1行目を除く)に「格子」で細い罫線を設定する

A1を含まないように、1行目に格子を設定する。重ねて設定しても問題ない

A1を含まないように、1行目に格子を設定する。重ねて設定しても問題ない

続いて外枠や見出しに太い罫線を引く

続いて外枠や見出しに太い罫線を引く

2回目からはメニューを開かなくても、罫線のアイコンをクリックすればOKだ

2回目からはメニューを開かなくても、罫線のアイコンをクリックすればOKだ

見出しを装飾する

 カラーの表なら見出しに色を付ければよかった。モノクロで印刷する表は、白、黒、グレーで装飾する。一昔前のような網掛けを使わなくても、最近のプリンターはグレーがきちんと印刷できるはずだ。
 今回紹介した方法を理解しておけば、とりあえず見やすい表を作れるはずだ。あとは、会社や部・課ごとに細かなルールが決められているケースがある。例えば、用紙は必ずA4縦にする、文字サイズは10ポイントに統一など、こうした細かなルールを押さえていけば、上司にも見やすい表だと思ってもらえるはずだ。

モノクロプリンターなら見出しを装飾する際には色を使えない。セルを黒く塗って文字を白にするといった方法を使う

モノクロプリンターなら見出しを装飾する際には色を使えない。セルを黒く塗って文字を白にするといった方法を使う

印刷プレビューで確認する

印刷プレビューで確認する

色が強すぎるようなら、グレーを使ってもいいだろう

色が強すぎるようなら、グレーを使ってもいいだろう

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru