Instagramは、写真や動画を共有するSNSです。写真か動画、いずれかがないと投稿することができません。運用前の準備として、写真や動画を用意しておきましょう。普段から商品写真やサービスを提供している場面など、スマートフォンでこまめに撮影しておくことをおすすめします。

いざ運用しようと思っても、素材がないと継続が難しくなります。SNSに使うか否かは置いておいて、普段の業務の中で素材の準備を習慣づけておきましょう。

さて、Instagramの投稿にはいくつか種類がありますが、よく使われるのは「フィード投稿」「ストーリーズ」「リール」の3種類です。詳しく解説していきます。

【1】フィード投稿

フィード投稿はInstagramのメインコンテンツで、写真や動画をプロフィールのタイムラインに投稿する機能です。これらの投稿は削除しない限り、ずっとプロフィール欄に表示され、他のユーザーがいつでも閲覧できます。

一般的に、「Instagramへの投稿」と呼ばれるものは、ほとんどが「フィード投稿」を意味します。

  • 写真は1投稿につき10枚、動画と混在も可能
  • 動画は最大60秒まで

【2】ストーリーズ

ストーリーズは、一時的なコンテンツを縦長で表示する機能で、24時間経過すると消えます。文字を入れたりスタンプを追加するなどの機能が豊富で、フィード投稿よりも交流性の高いコンテンツの作成が可能です。

一定時間で投稿は消えますが、なくなるわけではありません。アプリ側に投稿が残っていますので、あとから「ハイライト」という機能を使って、プロフィール欄の下方に表示させることができます。

フィード投稿にはURLを貼っても、ただの文字列になってしまいますが、ストーリーズのリンクスタンプを使えば、タップしてWebサイトへ移動するアクションが付くので、InstagramからWebサイトへ送客したい場合は、ストーリーズを活用します。

  • ストーリーズの動画は最大60秒
  • 表示は縦長(16:9)

【3】リール

リールは、Instagramが提供する短い動画コンテンツのプラットフォームで、15秒までの動画を作成できます。プロフィール上には表示されませんが、フィードへ再投稿することで表示させることができます。

【1】フィード投稿と【2】ストーリーズは、閲覧者のほとんどがフォロワーですが、【3】のリールはフォロワー以外にも届く可能性が高くなるため、繋がりのないユーザーに発見してもらいたい場合には、積極的かつ戦略的に活用します。

  • リールの動画は最大90秒
  • 表示は縦長(16:9)
  • 簡易な動画加工機能あり
  • Instagram側で用意している音楽をつけることができる

これ以外にも投稿の種類はありますが、まずは基本的な3種類について押さえておきましょう。

まとめ

Instagramの投稿の種類について解説しました。「フィード投稿」「ストーリーズ」「リール」の3種類について、それぞれの違いや特徴を把握しておきましょう。この中で最初にマスターするのは「フィード投稿」になりますので、次回はフィード投稿の方法について詳しく解説します。

著者プロフィール

志鎌 真奈美(しかま まなみ)

チーフSNSマネージャー/Shikama.net代表。97年からウェブ制作を開始し5年間の会社員生活を経て2002年に独立。ウェブ制作のほか、IT・ウェブ活用のコンサルティングやSNS導入・活用支援、講師業にも従事。書籍4冊執筆、教員経験あり。
https://shikama.net/ @shikama75(Twitter/Instagram)