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2019/09/05

ワーキング革命 - 第40回

ログ収集と解析で見出す新時代の働き方「MylogStar」


政府が主導する働き方改革の法整備やモデルケースに対して、先進的にワーキング革命を実践しているIT業界の一部からは、異を唱える声がある。それは、労働時間を短縮するだけでは、真の改革につながらない、というものだ。取り組みを推進する前に、そもそもの「現状」を把握する必要がある。そうしたワーキング革命のアセスメントにおいて、PCのログ解析ツールは重要な商材となる。

文/田中亘


この記事は、ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン「月刊PC-Webzine」(毎月25日発売/価格480円)からの転載です。

公式サイトはこちら→ PC-Webzine

PCの普及が非効率な労働を助長している?

 メールやWebサイトの閲覧にはじまり、Wordで文書を作成し、Excelで数字を計算する作業は、一般的なオフィスにおける日常的な風景となっている。内線電話がメールになり、紙とペンがワープロソフトになり、電卓と方眼紙が表計算ソフトに置き換わってから、かなりの年月が流れた。仕事といえばPCの画面と向き合うことと同義になっていると言ってもいいだろう。デジタルトランスフォーメーションが求められる現在において、PCやスマートフォンなどの情報機器の使いこなしは、重要なビジネススキルとなっている。

 その一方で、PCの利用が労働生産性を下げている懸念もある。例えばメールだ。ビジネスパーソンならば誰もが当たり前に利用するメールだが、その利活用には大きな個人差がある。一通のメールに費やす時間の差だ。日頃からメールのコミュニケーションに慣れている人は、一通のメールに費やす時間は短い。それに対して、メールに慣れていない人は時間がかかる。その差が数分だったとしても、対応するメールの数が増えてくれば、1日の労働時間に占めるメール処理は長くなる。メールの中には、丁寧に対応しなければならない内容もあれば、流せる文面もある。そうした取捨選択のスキルにも個人差が生じる。

 こうした個人差はメールだけに限らず、Webでの情報検索やワープロソフトでの文書作成、集計や企画立案などのスキルにも出てくる。その差を縮めることは、組織にとっての重要なワーキング革命となる。より多くの社員がスキルの高い働き方を得ることこそが、真の改革につながるのだ。

詳細なログ解析が改革への第一歩

 社員の働き方を改革して、組織全体の競争力を強化する。そのためには、まず個々の社員のPC利用の実情を的確に把握しなければならない。そこで、PCのログ解析ツールの存在が重要になる。これまで、ログ解析といえば情報漏えい対策などセキュリティ関連のソリューションが中心だった。事実、ラネクシーが開発する「MylogStar」も、情報漏えい対策のソリューションとして国内で広く普及している。そのログ解析ツールが、「働き方改革」という新たなビジネス市場を目指している。

 MylogStarは、業界トップクラスを誇る15種類に及ぶPCのログ情報を取得できる。具体的には、PCの電源などのログ、ユーザーログやアプリケーションログ、ファイルログ、プリンターログといったPCの操作に直結するログがある。電子メール、Web、ファイル転送(FTP)、アクティブなウィンドウやスクリーンショットのログも収集できる。さらに、クリップボードとTCPセッション、イベント、Webメール、インベントリーログも取得できる。

 MylogStarの監視レベルは、WindowsのOS層よりも深いので、競合他社のログ収集ツールよりも詳細な情報の取得が可能だという。また、一般的なリッチクライアントPCだけではなく、仮想化技術を利用したシンクライアントにも対応している。そのため、金融機関のように大規模なシンクライアント環境を構築した企業では、以前からMylogStarが活用されてきた。こうした優れたログ収集ソリューションを応用して、ラネクシーでは「MylogStar WorkRadar」というワーキング革命につながる業務効率化支援オプションを提供している。

メールや印刷の分析から

 MylogStar WorkRadarは、15種類のログ収集データをもとに、三つのステップで業務効率化をサポートする。ステップ1では、ログから現状を把握する。まずはPCの利用状況だけではなく、どのように使われているのかを解析していく。そのリポート出力では、メールやWebアクセス、印刷とアプリケーションの利用状況などを可視化できる。そこから、作業効率を分析したり出退勤の管理などにも応用できる。

 例えば、メール分析では社内外で交換したメールの相関関係も詳細に把握できる。冒頭で触れているように、仕事のできる人と効率が上がらない人の差をメールの利用状況から分析すると、新しい解決策が発見できるかもしれない。また、Webアクセス分析では、どのような検索キーワードが使われているか、どんなサイトにアクセスしているか、といった情報を把握できる。その結果、効率の良いWeb閲覧や検索方法を導き出せる可能性がある。

 そして、多くの企業にとってコスト削減につながる業務改善が、印刷ジョブ分析だ。MylogStar WorkRadarによる業務改善のステップ2では、得られた情報をもとに何らかの対策を講じていく。その中で、印刷関連の業務改善は、紙やトナー、インクなどの削減につながり、明確なコスト効果が得られる。印刷ジョブを分析することで、無駄な出力を繰り返していないか、特定の印刷機器に集中して時間のロスが発生していないか、モノクロでもいい出力をカラーで印刷していないか、といった傾向をチェックして対策を講じられるのだ。さらに踏み込んで分析していけば、スキルの高い人の利用するアプリケーションや作業効率を可視化することで、社員の能力の底上げも図れる。

 最終的なステップ3では、個人別の作業計画表などを策定し、改善された業務効率の効果を維持していく。

 MylogStarとMylogStar WorkRadarの活用は、印刷ジョブ解析によるコスト低減といった分かりやすい提案からスタートし、メール分析によるコミュニケーションの現状把握で具体的に働き方を改善、最終的に社員のスキルアップへとつながるワーキング革命を実現する。

(PC-Webzine2019年7月号掲載記事)

筆者プロフィール:田中亘

東京生まれ。CM制作、PC販売、ソフト開発&サポートを経て独立。クラウドからスマートデバイス、ゲームからエンタープライズ系まで、広範囲に執筆。代表著書:『できる Windows 95』『できる Word』全シリーズ、『できる Word&Excel 2010』など。

この記事は、ICTサプライヤーのためのビジネスチャンス発見マガジン「月刊PC-Webzine」(毎月25日発売/価格480円)からの転載です。

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