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【Airレジ導入事例(2)-移動型店舗】 夏フェス・京都大作戦でイベント業務支援を手がける「エブリィ・エンタテインメント」[PR]


夏フェス「京都大作戦」。エブリィ・エンタテインメントはその開催業務支援を行っている。チケットから会場内での物品・飲食購入までを電子化。チケットは「万能札」と呼ばれるICカードで、iPadとAirレジが使われている。従来は電子レジを設営することが難しく、現金手渡し、手計算だったが、どうしても差異が生まれてしまった。しかしAirレジ導入後は、商品名をタップすると合計金額が表示されるという仕組みなので現金差異がほとんど生じなくなったという。

夏フェス・京都大作戦でイベント業務支援を手がける「エブリィ・エンタテインメント」

行列を解消し、機会損失を防ぐ。事後物販にも活用

文/牧野武文


京都大作戦2016

[URL]http://www.sound-c.co.jp/kyotodai/16/
[主催者]サウンドクリエイター
[開催地]2016年7月京都府立山城総合運動公園
[イベント支援業務]株式会社エブリィ・エンタテインメント
[URL]https://www.every-ent.co.jp
[インタビュー]取締役 中野智人

京都大作戦のレジシステム構成

  • iPad Air × 100
  • Airレジ
  • 4G Cellular
  • ICカードリーダ
  • PINコード端末
  • Ticket Every
  • リクルートかんたん支払い

iPadの店舗活用の成果

☆スタッフへの事前講習は1時間ほど
☆現金差異がほとんど生じない
☆行列と機会損失の解消、売上は50%アップ
☆雨と暑さが今後の課題

ICカード+Airレジの効能

 夏フェス「京都大作戦」。エブリィ・エンタテインメントはその開催業務支援を行っている。チケットから会場内での物品・飲食購入までを電子化。チケットは「万能札」と呼ばれるICカードで、入場の際はこの万能札を端末にかざし、一時退場、再入場なども管理できる。さらにリクルートIDを介してクレジットカード番号と万能札を紐付けておけば、場内でのグッズ購入、飲食のすべてが万能札を決済端末にかざすだけで完了する仕組みだ。この万能札によって物販売上は前回比50%以上増加したと同社・中野智人氏はいう。

 万能札のレジ処理にはiPadとAirレジが使われている。会場全体では約100台のセルラー版iPadが用意された。物販は1つのAirレジアカウントで管理、40店舗以上ある飲食は各店舗ごとのAirレジアカウントを用意。スタッフへの事前講習を行ったが、1時間ほどで済んだ。

 効果は絶大だった。従来は電子レジを設営することが難しく、現金手渡し、手計算だったが、どうしても差異が生まれてしまった。しかしAirレジ導入後は、商品名をタップすると合計金額が表示されるという仕組みなので現金差異がほとんど生じなくなった。

「現金レジでは多少の差異はありましたが、ほとんど誤差の範疇。大きな差異が生まれても、Airレジデータを追跡することで原因が特定できるようになっています」

 以前は毎日の棚卸しも必須だった。商品在庫を数え、現金と照合し、大きな差異が生じていないかを確認していたが、これに1、2時間はかかった。

「Airレジ導入後は、棚卸しは最終日だけで十分。その分、アルバイトも早く帰すことができる。人件費も抑えることができます」

購入データは事後施策にも活用

 万能札のデータとAirレジデータをリンクさせることで、誰が何を買ったかまでわかるようになった。これも大きい。

「イベント関連のグッズが発売になればお知らせを送ってECサイトに誘導することができます。購入履歴がわかっているので、そのほうがピンポイントでアプローチできるのです。さらに関連イベントの案内、来年のイベント案内も送れます」

 前回来場した観客に今年の開催告知をダイレクトに送るだけで、入場者数は10%以上増える。

「実際の数字はちょっと申し上げられませんが、万能札とAirレジを組み合わせたことで、物販の客単価は数千円上昇しました。また、トータルの売上は50%アップにまで増えています」

 ライブ、イベントでは物販からの収入が重要になっている。ライブは予算をかければかけるだけ、観客が満足できる演出ができるため、アーティストはできるだけお金をかけたいと考える。そのためライブのチケット収入の利益は大きくない。それを補うのが物販、飲食からの収入だ。万能札により客単価を上げ、Airレジにより行列を解消し、機会損失を防ぐ。京都大作戦はこうした工夫により、アーティストのパフォーマンスが支えられている。

京都大作戦に学ぶiPadの移動型店舗活用の成果

万能札と相性がいいAirレジ

IC入場チケット「万能札」(仕組みは下欄参照)をリーダ端末にかざし、事前設定した4桁の暗証番号を入力するだけで支払い処理が完了する。レジ処理時間が短くなるだけでなく、客単価も大幅に上昇。万能札決済であれば、顧客情報と購入商品データを結びつけることも可能で、事後物販、次回開催の告知などもダイレクトに送ることができる。

意外に高かったカード利用率

半数以上の観客が万能札にリクルートIDを介してクレジットカード番号を登録した。現金レジと万能札決済レジを分けたため、万能札決済レジの行列は速く進む。カード番号はWEBで登録できるため、この現象を見て会場からスマホで登録した人もいた。開催側、現場スタッフ、観客の全員にメリットが生まれる仕組みになっている。

万能札が変えていくイベントの楽しみ方

万能札は、本来チケットの転売を防ぐための仕組みとして考案された。その目的を達しているだけでなく、リクルートIDを介してクレジットカード番号と紐付けることにより、キャッシュレス決済が可能になった。観客は、会場内ではカード一枚で買い物ができ、時間もかからない。開催側は、「誰が何を買ったか」という情報を分析することで、事後販売や別イベントの開催案内などをピンポイントで送ることができるようになった。

雨と暑さが今後の課題

野外フェスのレジとしてiPadを使う場合、雨と暑さは大きな課題になっているという。雨に関してはビニールなどをかぶせることで対策可能だが、夏の暑さに対しては日陰に置く、簡易冷却材をあてるぐらいしか打つ手がない。京都大作戦では100台のiPadを運用して、高温が影響したと思われるフリーズが10台程度に生じたという。特に夏の野外イベントではあらかじめ暑さ対策を考えておく必要がある。

Airレジ・大宮英紀氏に聞きました!ワンポイントアドバイス②

 Airレジの強みは、POS(販売時点売上情報)データがどのデバイスからでも見られるということです。つまり、「今、何がどのくらい売れたか」がほぼリアルタイムでわかるのです。となると、たとえその場にいなくても、状況に応じて迅速な対応が取れるわけです。たとえば物販の場合、あるグッズの売れ行きが急に落ち込んだとしたら、スタッフの手が空くわけですから、店の前でビラ配りや呼び込みをする、ワゴンで販売をするなど、さまざまな対応策が取れます。また、京都大作戦のような大規模イベント・クレジットカード決済であれば、センターで、混雑しているレジやトラブルを抱えているレジを遠隔で特定し、レジ増設の指示出しといった現場オペレーションの支援にも繋がります。Airレジは複数のiPhone、iPadから利用できるので、レジが混雑して行列ができてしまったときは、空いているiPhone、iPadを急遽Airレジとして使い、レジの数を増やすといった使い方もできます。

 なお、Airレジでは基本的なレジ機能はオフラインでも使えるため、レジ処理を妨げません(クレジットカード決済は要オンライン環境)。

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