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モバイルワーカーの天国はカラオケ店にあった! - 突然のボイスチャットやビデオ会議に対応するための強い味方


ノートPCやスマホを片手にスーツ姿の社会人がカラオケ店に吸い込まれていく。「営業中に一人カラオケとは良い度胸だ」などと早合点してはいけない。彼らはある意味、最先端の働き方を実行中なのだ。

モバイルワーカーの天国はカラオケ店にあった!

突然のボイスチャットやビデオ会議に対応するための強い味方

文/編集部


モバイルワークの天敵はゲリラ豪雨と突然のビデオ会議だ

 ノートPCやスマホを片手にスーツ姿の社会人がカラオケ店に吸い込まれていく。「営業中に一人カラオケとは良い度胸だ」などと早合点してはいけない。彼らはある意味、最先端の働き方を実行中なのだ。

 働く場所を固定しないことで効率化を図るモバイルワーク。お気に入りのカフェや得意先のロビー、はたまた自宅の書斎でノートPCを広げ、メールから資料作成まであらゆる作業をこなすことはもはや当たり前となっている。

 そんなモバイルワーカーたちが苦手とするのが、ビジネスに最も欠かせないコミュニケーション。なぜかと言えば、世の中にはボイスチャットやビデオ会議に適した場所が意外と少ないからだ。

 自宅の書斎はいいとしよう。しかしカフェやファミレス、電車内は通話が禁じられている場合がほとんど。「いえ、私はPCに話しかけているだけですから」と屁理屈をこねる人間がいるかもしれないが、通話を禁じている以上、声を出さざるを得ないボイスチャットはやはりNGだろう。

 得意先のロビーや公共空間のベンチは通話OKだとしても、“他者に聞かれて問題ない内容か?”と考えた途端、口が重くなる。固有名詞と日付が頻出する進捗会議を得意先のロビーで始めるのは、一種の情報漏えい行為と言えなくもないだろう。では個人ブースが充実していてプライバシーもそこそこありそうな漫画喫茶は……そう、通話どころか声を出すこと自体はばかられる空間だ。

 家族が団らんするリビングもじつは危険。職場で得た情報を家庭で喋ったところ、その内容を子どもがSNSに書き込んでしまい炎上、というトラブルは実際に起こっているが、モバイルワークはその亜種を引き起こしかねない。たとえばボイスチャットの内容をふと耳にした子どもが、興味本位でTwitterあたりに「昨日親が●●●の新製品がどうのって話してた! もうすぐ新型出るぞ」などど書こうものなら一巻の終わりだろう。

ボイスチャットやビデオ会議はモバイルワーカーにとって鬼門だ。

 そんなわけで、最先端を突っ走っているハズのモバイルワーカーにとって、突然のビデオ会議招集は屋外でメールを打っている最中のゲリラ豪雨と同じくらいやっかいな出来事なのだ。

 そこで彼らが目を付けたのは「声を出してOK」「情報漏えいにならないレベルのプライバシーは保たれる」「常識的な金額で済む」の三拍子揃った空間、カラオケ店。いわゆる一人カラオケは前々から需要があるため、単独で使っても白い目で見られることはなく、昼間は比較的空いている。電源も存在し、充実した飲食のメニューがあるという絶好の環境。スマホの電波さえ拾えれば、モバイルワーカーにとっての天国が現出するわけだ。

 実際、ワーキング革命第4回でも「日本マイクロソフトの社員でも、Skype for Businessを使うオンライン会議のために、カラオケボックスを探すことがある」のだというから、これは現状での「正解」なのだろう。かくして昼間のカラオケ店には、カラオケもせず、ノートPCやスマホとにらめっこして時間を過ごす謎のスーツ集団が生息することとなった。

パセラで登記!? 充実仕様のコワーキングスペース

 それに目を付けたのが、ほかでもないカラオケ店自身。カラオケ店パセラを運営する株式会社ニュートンは、2年前にコワーキングスペース「パセラのコワーク」を都営大江戸線・東京メトロ副都心線 東新宿駅の最寄りでスタート。飛び込みでMTGやボイスチャットができるフリースペースを使えるほか、1日単位での利用はもちろん、最低半年間からの月額利用も可能。月額2万円のフルサービスマンスリー会員では法人登記までできるというから驚きだ。

 そしてマンスリー会員になると、東京と横浜の11店舗を無料利用できるチケットがプレゼントされる(たとえばフルサービスマンスリー会員ならチケット40枚・2万円相当)。都心で働くフリーランスなどにはもってこいのサービスではないだろうか。

 設備もMTGルームのほかボックスシートや複数人で作業をこなせる広い個室が用意されている。極めつけはプリンター、コピー、スキャナー、シュレッダーが無料で利用できる(印刷とコピーは1日100枚まで)。

 ここまで充実の仕様で人気にならないはずがなく、専用個室はほぼキャンセル待ちの状態だが、フリースペースでかまわない、もしくは都心で開業だけしたいけれど賃料が……という人にとっては十分な内容と言えよう。9月にはトライアル運営中だった池袋店の常設も決定。こちらは登記こそできないものの、やはりコワーキングスペースとしては充実の設備だ。

既存カラオケ店の一部を会議スペースに変えた店舗も出現。

 さらにパセラではコワーキングスペース専用店だけでなく、既存のカラオケ店の一部を会議室仕様にして貸し出す「パセラの会議室」もスタート。上野公園前店・新宿靖国通り店・池袋本店で6名ないし12名用の会議スペースを1時間1500円(6名)/2500円(12名)から利用できる。電源とWi-Fiが無料なのもうれしい。

 政府が主唱する働き方改革を進めるうえで、今後は積極的にモバイルワークが推奨されるだろう。今以上にボイスチャット・ビデオ会議難民が各地にあふれることは想像に難くない。今後はカラオケ店のみならず「電源付きの個室」を擁する業態がこぞってプチ会議室の提供に踏み切ることを、いちモバイルワーカーとして希望して止まない。

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