1分でわかるIT用語集

ゲートウェイ

プロトコル(通信手段)の異なるネットワーク同士を中継するハードやソフトの総称。直訳すると「門」や「玄関」、「出入口」を意味する。ネットワーク間のプロトコルの違いなどを調整して、他のネットワークとの接続を可能にする。近年、IoTサービスの普及などに伴い、「ゲートウェイ」がより幅広い産業で使われるようになった。

複数のデジタル端末をインターネットに接続するネットワーク機器「ルーター」もゲートウェイの一種。Wi-Fiルーターを中継器として、スマホやパソコンなどの端末をインターネットへ接続させ、Webサイトの閲覧などを可能にする。これを「デフォルト(規定)ゲートウェイ」と呼ぶ。

テレワーク導入が急速に拡大するなか、インターネットの接続方法を見直す企業が増えている。企業などで内部ネットワークから外部のインターネットに接続するためのゲートウェイ機能を「インターネットゲートウェイ」と呼ぶ。企業がゲートウェイを活用するメリットとして、インターネット回線の安定があげられる。インターネットが快適につながり、ストレスが軽減されて仕事効率が向上する。また、ゲートウェイが外部からの攻撃を防ぐことで、セキュリティ面での精度も高まる。
(青木逸美)