1分でわかるIT用語集

API

API(Application Programming Interface)とは、アプリケーション間でデータのやりとりを行う際の形式や受け渡し方法などを規定した取り決め。APIによって提供される機能を利用することで、他のアプリケーションとのスムーズなデータのやり取りが可能になる。

かつてはプログラム同士やプログラムとOSでの機能の提供を行うものが中心だったが、ネットワークやウェブサービスの発達により、現在は異なるウェブサービスの機能を使用して新しいウェブサービスを開発するためのウェブAPIが盛んに利用されている。

GoogleやAmazonをはじめとしたウェブサービスは、地図情報や商品情報などさまざまな機能をAPIとして公開している。API提供側の目的としては自社サービスやサイトへの誘導や、多くの技術者による新サービス開発の促進などが挙げられる。公開APIなどを組み合わせて新しいサービスの開発を行うことをマッシュアップというが、ウェブAPI利用によって新サービスの登場は加速度的に増大している。

(古市威志)