凡例を入れ替える

 集合棒グラフを利用すると、複数の項目をまとめてグラフ化できる。例えば、東京、大阪などの売上を、1月、2月などの月ごとに棒グラフにできるのだ。
 簡単に言うと、下のようなグラフになる。よく作るタイプのグラフなので、おなじみの方も多いはずだ。

集合棒グラフを作成した

 さて、上の棒グラフでは、グラフの脇の凡例が地域で、グラフの項目は月になっている。これを逆にしたいことがよくあるのだ。
 この作業は簡単で、「グラフのデザイン」タブから「データ」-「行/列の切り替え」をクリックするだけだ。もし、元の方がよければもう一度クリックすれば元に戻る。
 大変重宝する機能なので、ぜひ覚えておきたい。

「データ」-「行/列の切り替え」をクリックする

凡例の入れ替えができた

順番を入れ替える

 さて、続いて入れ替えたいのは順番だ。上の状態では、「東京」「大阪」「名古屋」の順で並んでいる。これを「大阪」「東京」「名古屋」などに入れ替えたいわけだ。
 順番を入れ替えることで、自分が目立たせたいデータを最初に持ってくることが可能だ。この作業をする際には、表を作り直してしまう人が多いのだが、もっと簡単に作業できる。
 グラフを選択したら「グラフデザイン」タブをクリックし、「データ」-「データの選択」をクリックする。ダイアログが現れたら順番を入れ替えるだけでOKだ。

グラフを選択したら「グラフデザイン」タブで「データの選択」をクリックする

ダイアログが開いたら、項目を選択して順番を入れ替えられる

順番を入れ替えた

ダイアログを閉じると「大阪」が最初に来ていることがわかる

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru