ローカルとクラウドストレージの違い
パソコンに内蔵しているSSDやハードディスクなどを「ローカルストレージ」と呼ぶ。昔はローカルストレージにファイルを保存するのが普通だった。その後、OneDriveなどのインターネット上にファイルを保存する仕組みができて、これを「クラウドストレージ」と呼ぶ。
基本的には、どちらかにファイルを保存すればいいのだが、それぞれにメリット、デメリットがある。そこでおすすめなのが、両方への保存だ。とはいえ、いちいち2箇所に保存する必要はなく、ローカルストレージのファイルやフォルダーをクラウドストレージと同期すればいいのだ。
最初は「ドキュメント」に設定されているはずだが、自分でフォルダーの指定も可能。一度仕組みを把握しておこう。

Windowsの右下のアイコンをクリックすると、ギアのマークからOneDriveの設定ができる

設定画面で「アカウント」をクリックしてフォルダーを指定可能

自分がファイルを保存するローカルストレージのフォルダーを指定する
ファイルが自動保存される
まずは、この同期機能をしっかりと把握してから、Excelなどでファイルを作成していこう。ファイルは作成当初の段階でファイル名を付けて保存してから作業することをおすすめする。まんいちのフリーズや停電などのトラブルがあってもファイルがある程度保持されるからだ。
Microsoft Officeの機能で自動保存しておくと、常に最新に近い状態のファイルがローカルストレージとクラウドストレージの両方に保持されるわけだ。
次回は他のデバイスで同じファイルが使えることを解説していく。

ファイルを新規作成する

編集前にファイル名を付けて保存してから作業しよう

保存するのは同期しているフォルダーなら、ローカルでもOneDrive上のどちらでもかまわない

ファイルを作成している。自動保存がオンになっているのがポイントだ
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