範囲を指定するだけだ

 UNIQUE関数はとても簡単で、基本的にはユニークな値を取り出したい範囲を指定するだけでOKだ。圧倒的に手間がかからないのでぜひ使ってみよう。利用機会が少ないとしても、この関数があることを知らないともったいない。
 式は「=UNIQUE(範囲を指定)」でOKだ。

こんな表から商品名を抜き出したい

こんな表から商品名を抜き出したい

UNIQUE関数で、調べたい範囲を指定するだけでOKだ

UNIQUE関数で、調べたい範囲を指定するだけでOKだ

リストが作成できた

リストが作成できた

同様に担当者も指定できた

同様に担当者も指定できた

一度だけ登場するデータを取り出す

 UNIQUE関数では、引数にTRUEを指定すると1回だけ登場するデータを取り出せる。あまり出番はないと思うが、参考までに紹介しておこう。例えば、サンプル品のみ要求して、その後売上の立たない顧客を抜き出すような使い方もできるが、そもそもそんなデータを知りたいなら、表を別の形で作り替えたほうがよさそうだ。

こちらでは関数パレットを利用して設定している。「回数指定」の引数に「TRUE」を指定した

こちらでは関数パレットを利用して設定している。「回数指定」の引数に「TRUE」を指定した

一度しか登場していない名前を抜き出せた

一度しか登場していない名前を抜き出せた

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru