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副業(ダブルワーク)

副業とは、正社員として働いている本業以外の仕事を指し、サイドビジネスとも呼ばれる。一方、ダブルワークは、文字通り2つの仕事を掛け持ちする働き方のことで、兼業とも言う。個人事業主が複数の事業を手がけている場合や、非正規雇用において仕事を掛け持ちしている場合で、同じくらいの労働や収入が得られる場合は、ダブルワークを用いる。

安部首相が議長を務める「働き方改革実現会議」では、「働き方改革実行計画」のなかで「副業・兼業の推進に向けたガイドライン等の策定」を行い、副業・兼業の普及促進を公表している。最近はベンチャー企業などを中心に副業を認める企業も増えてきているが、多くの企業では未だに副業は禁止されている状況だ。

従来、企業にとって従業員の副業は本業の効率を妨げ、情報漏洩の危険などもあると否定的に考えられてきたが、現在では従業員が副業を経験することで成長し、本業に対して新たな意義を見いだし、新たなワークライフバランスが実現できるといったメリットにも目が向けられはじめている。

(古市威志)