用途に合わせてさまざまなカスタマイズが可能

NECの法人向けノートPC「UltraLite タイプVG<VG-B>」は、購入時にカスタマイズが可能。OSはWindows 10 Pro/Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC/Windows 11 Pro、CPUはCore i5-1155G7/Core i7-1195G7、メモリーは8GB/16GB、ストレージは128GB/256GB/512GB、バッテリーはL/LL、WWANの有無、生体認証は指紋認証/顔認証(両搭載可能)/なしなどきめ細かく選択できます。

ディスプレイは14型IPS液晶(1920×1200ドット、LEDバックライト、ノングレア)を搭載。インターフェースは、USB 3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort、Power Delivery対応)×2、USB 3.2 Gen2 Type-A×1、HDMI×1、3.5mmコンボジャック×1、microSDメモリーカードスロット×1を装備。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5をサポートします。

本体サイズは313×218×17.5mm、重量は約822g(Lバッテリー)/約875g(LLバッテリー)。バッテリー駆動時間は、Lバッテリー選択時で約15時間、LLバッテリー選択時で約24時間と謳われています。

今回は貸出機なので付属品はACアダプターと電源ケーブルのみですが、製品版には保証書なども同梱されます

ボディーは150kgfの面加圧試験、25kgfの点加圧試験をクリアーしています

本体底面。放熱口は比較的小さめです

ディスプレイは14型IPS液晶(1920×1200ドット、LEDバックライト、ノングレア)を採用。上部のWebカメラにはプライバシーシャッターが装備されています

キーボードは85キーのJIS標準配列。キーピッチは19mm、キーストロークは1.5mm。タッチパッドは全体が沈み込むダイビングボード構造を採用しています

本体前面と本体背面

右側面には3.5mmコンボジャック×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×1、HDMI×1、左側面にはケンジントンロックスロット×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort、Power Delivery対応)×2、microSDメモリーカードスロット×1を装備

ACアダプターのコード長は実測180cm、電源ケーブルの長さは実測50cm

ACアダプターの型番は「ADLX45YDC2E」。仕様は入力100-240V~1.2A、出力5V 2A、9V 2A、15V 3A、20V 2.25A、容量45W

本体の実測重量は870g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は235g

UltraLite タイプVGは低発熱、省電力を重視したセッティング

今回はNECからCore i5-1155G7/RAM16GB/SSD256GBのカスタマイズモデルを借用しています。まずはCPU性能をチェックすべく「CINEBENCH R23」を実行したところ、CPU(Multi Core)は3634pts、CPU(Single Core)は1385ptsを記録しました。

「Core i5-1145G7」を搭載する他メーカーの製品がCPU(Multi Core)で5000ptsオーバーを記録していたので、UltraLite タイプVGは低発熱、省電力を重視したセッティングになっている可能性があります。

「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は3634pts、CPU(Single Core)は1385pts

一方3Dグラフィックス性能については、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)でUltraLite タイプVGは6167(やや快適)を記録しました。前出の他メーカー製品では5000弱(普通)だったため、3Dグラフィックス性能では両者のスコアが逆転したかたちです。

いずれにしてもUltraLite タイプVGは、仕事の合間にファイナルファンタジーXIVを快適にプレイできる3Dグラフィックス性能を備えています。

「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは6167(やや快適)

ストレージ速度については、「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6479.99MB/秒、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1941.58MB/秒を記録しました。今回の貸出機にはPCIe Gen4 x4接続SSD「KXG7AZNV256G LA KIOXIA」が搭載されていました。ストレージをひんぱんに読み書きするアプリなどで、高速ストレージの恩恵を受けられます。

「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は6479.99MB/秒、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1941.58MB/秒

ディスプレイ画質の目安のひとつが色域。UltraLite タイプVGの色域は公表されていませんが、カラーキャリブレーション機器「i1Display Pro」と色度図作成ソフト「ColorAC」で実測したところ、sRGBカバー率98.5%、sRGB比104.4%という値が出ました。特にアピールされていませんが、本機はモバイルノートPCとして平均以上の色域を備えています。

実測したsRGBカバー率は98.5%、sRGB比は104.4%

難しいことを考えずに最適なWebミーティング環境を構築可能

UltraLite タイプVGにはNEC独自の「PC設定ツール」がプリインストール。このツールでは、バッテリーの状態確認・設定を行う「バッテリー」、パフォーマンスと消費電力を調節する「ECOモード」、電力消費がピークに達する時間帯にACアダプター駆動からバッテリー駆動に切り替える「ピークシフト」、ミーティングに参加する際の音響効果を含むオーディオ設定を行う「YAMAHAサウンド」などの機能を利用できます。

特にYAMAHAサウンドの「Meeting」では、ひとりで参加、複数人で参加、ヘッドフォンを装着して参加と、単純明快なモードが用意されています。難しいことを考えずに最適なWebミーティング環境を構築できるわけです。

「PC設定ツール」の「YAMAHAサウンド」から音響効果を変更可能。「Meeting」タブでは、OFF、パーソナル、マルチユーザー、ヘッドフォンの設定が用意されています

パフォーマンス設定もシンプル。ECO、バランス、標準、会議室(プレゼンテーション)などの電源モードが用意されています

ハードウェア的にも使い勝手に配慮。ディスプレイを最大180度まで開いて複数人で対面操作が可能だったり、ディスプレイを開くとキーボード面に適度な傾斜がついて快適に長文入力できます。キーボード自体の打鍵感は良好で、打鍵音も低め。このあたりの使い勝手は、NECならではの手堅く、隙のない作りだと感じました。

ディスプレイは最大180度まで展開可能

ディスプレイを開くとキーボード面にタイピングに適した傾斜が付く「リフトアップヒンジ」機構が採用されています

オフィス、自宅、外出先でWebミーティングしたい方にもってこいの一台

 法人向けノートPCというとお堅いイメージがあります。しかし、本製品の余計な装飾を排したデザインはプライベート用マシンとしてもぴったりマッチします。また、製品名のとおり1kgを大幅に下回る軽量ボディーを実現しつつ、150kgfの面加圧試験、25kgfの点加圧試験をクリアーするタフネス性能を備えています。つねに軽快に持ち歩けるUltraLite タイプVGは、オフィス、自宅、外出先とさまざまな場所でWebミーティングしたい方にもってこいの一台と言えます。

著者プロフィール

ジャイアン 鈴木(じゃいあん すずき)

ジャイアン 鈴木(じゃいあん すずき)
EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで編集兼ライターとして勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始しました。
ジャイアン 鈴木(じゃいあん すずき)