指定した範囲のロックを解除する
前回の記事内容を基準に説明するので、まずはそちらから読み進めていただきたい。
ちょっと考え方がややこしいのだが、一部を編集可にするためには、最初に編集を可能にする部分のロックを解除する必要がある。その上で、ワークシートを保護するわけだ。
そこで、まずは編集していい部分を範囲指定し、右クリックでセルのロックを解除しよう。これで最初の準備は完了だ。

編集していい部分を範囲指定し、右クリックでセルの書式設定を実行

「保護」タブから「ロック」のチェックを外しておく
ワークシートを保護する
続いて、前回同様の手順でワークシート全体を保護することで編集をできないようにする。もちろんパスワードの設定も可能なので、必要に応じて処理しておこう。
やや手順が長く、考え方がわかりづらいのだが、一度覚えてしまえば簡単に利用できるので、ぜひ使いこなしていただきたい。

念のため範囲指定を解除しておこう

続いて前回同様の手順でシートを保護する

パスワードを設定した

ロックを解除したセルは編集可能だ

シートの任意の箇所を編集しようとするとパスワードの入力を求められる
<「戸田覚の「Microsoft 365で業務効率アップ!」」 前回リンクと次回予告 >
- 第215回 Excelのワークシートやセルを編集できないようにする(1) >>
- 第217回 Office 365をMacにインストールする (次回は9月26日公開予定)