指定した範囲のロックを解除する

 前回の記事内容を基準に説明するので、まずはそちらから読み進めていただきたい。
 ちょっと考え方がややこしいのだが、一部を編集可にするためには、最初に編集を可能にする部分のロックを解除する必要がある。その上で、ワークシートを保護するわけだ。
 そこで、まずは編集していい部分を範囲指定し、右クリックでセルのロックを解除しよう。これで最初の準備は完了だ。

編集していい部分を範囲指定し、右クリックでセルの書式設定を実行

編集していい部分を範囲指定し、右クリックでセルの書式設定を実行

「保護」タブから「ロック」のチェックを外しておく

「保護」タブから「ロック」のチェックを外しておく

ワークシートを保護する

 続いて、前回同様の手順でワークシート全体を保護することで編集をできないようにする。もちろんパスワードの設定も可能なので、必要に応じて処理しておこう。
 やや手順が長く、考え方がわかりづらいのだが、一度覚えてしまえば簡単に利用できるので、ぜひ使いこなしていただきたい。

念のため範囲指定を解除しておこう

念のため範囲指定を解除しておこう

続いて前回同様の手順でシートを保護する

続いて前回同様の手順でシートを保護する

パスワードを設定した

パスワードを設定した

ロックを解除したセルは編集可能だ

ロックを解除したセルは編集可能だ

シートの任意の箇所を編集しようとするとパスワードの入力を求められる

シートの任意の箇所を編集しようとするとパスワードの入力を求められる

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru