網掛け印刷する

 まずは、昔懐かしい網掛け印刷の方法を紹介していく。最近はあまり見かけなくなったが、プリンターの機種によっては、まだまだ有効だろう。また、書類をコピーするようなケースでも、網掛けの方が見やすいこともある。
 個人的にはもう網掛けはいらないとも思っているが、上司が古い人間だと「網掛けにしろ」といってくるかもしれない。ということで、使った経験の無い方でもわかりやすいように網掛けの方法を紹介する。

網掛けしたい範囲を指定して、右クリックから「セルの書式設定」を実行

網掛けしたい範囲を指定して、右クリックから「セルの書式設定」を実行

ダイアログが開いたら、パターンを指定する

ダイアログが開いたら、パターンを指定する

網掛けが見やすいとは限らない

 網掛けは、画面上ではグレーの塗り潰しのように見えるのだが、実際に印刷してみると網を掛けたような表現になるので、そう呼ばれている。モノクロプリンターの表現力を考えると、網掛けも悪い方法ではない。だが、問題は画面上であまり見やすくないことだ。昔はプリンターがモノクロの2階調や8階調などと表現力が低かったために重宝されていたのだ。最近のレーザープリンターなら、モノクロでも美しいグラデーションが利用できる。次回はそんな特長を活かして、モノクロ印刷でも見やすい設定を紹介しよう。

網掛けにしてプレビューしているところ。画面上であまり見やすくない

網掛けにしてプレビューしているところ。画面上であまり見やすくない

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru