カラーで設定するコツ

 Excelの表はカラーで色を付けた方が確実に見やすくなる。ただ、色合いに気をつけないとモノクロ印刷をしたときに見づらくなってしまうので、注意が必要だ。
 ポイントは濃淡だ。例えば、薄いグリーンやピンクに白文字は印刷したときにとても見づらい。薄い色に黒い文字は見やすく印刷できる。
 つまり、色合いを考えるのではなく、濃淡を考えて設定すると見やすくなるわけだ。特にセルを塗りつぶす際は、一番薄い色を使うことをおすすめする。

色の濃淡を考えると見やすく印刷できる

色の濃淡を考えると見やすく印刷できる

モノクロで印刷した。カラーも結果として網掛けのようになる

モノクロで印刷した。カラーも結果として網掛けのようになる

白文字も活用しよう

 モノクロ印刷では、グレーの濃淡や黒で文字やセルを表現することになる。かなり濃い色を使わないと、メリハリがつかず、見づらいこともあるだろう。そんな時におすすめなのは、セルを濃く塗りつぶして、文字を白にすることだ。こうするとかなり見やすさは向上するし、表現のバリエーションが増える。
 もちろん、太字も積極的に活用することで、より読みやすくなる。紙がもったいないので、印刷前に結果をチェックしたいなら、iPhoneなどスマホのカメラを起動して、モノクロで画面を撮影やプレビューしてみるといいだろう

セルを濃く塗りつぶしたい場合は、文字を白にする

セルを濃く塗りつぶしたい場合は、文字を白にする

モノクロでもそれなりに見やすく印刷できる

モノクロでもそれなりに見やすく印刷できる

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru