スライドの縦横を変更する

 まずは、横で完成しているスライドを縦に切り替えよう。手順は新規作成の時と同じで、「スライドのサイズ」から縦に変更すればいい。
 ここでのポイントは、スライドのサイズで「最大化」を選ぶことだ。するとかなりはみ出してしまうのだがこれで調整していく方がいい。「サイズに合わせて調整」にするとスライドが小さすぎて見づらいのだ。

横で完成しているスライド

横で完成しているスライド

「デザイン」-「スライドのサイズ」ー「ユーザー設定のスライドのサイズ」から横に切り替える

「デザイン」-「スライドのサイズ」ー「ユーザー設定のスライドのサイズ」から横に切り替える

このダイアログが表示されたら「最大化」を選びたい

このダイアログが表示されたら「最大化」を選びたい

「サイズに合わせて調整」にすると、このようにスライドが小さく表示されてしまう

「サイズに合わせて調整」にすると、このようにスライドが小さく表示されてしまう

要素を調整していく

 結論から申し上げるなら、横のスライドを縦に切り替える時点で、それなりに手間がかかる。ただ、ひと手間かけることで見やすくなるので、ぜひ頑張って調整してほしい。
 基本的には、写真のサイズを調整したりトリミングをする。文字も、サイズや位置を調整することになる。ただ、ここでもデザイナーを利用すると一発で調整可能だ。

縦に切り替えたら写真や文字を調整する

縦に切り替えたら写真や文字を調整する

このようにはみ出している場合もある

このようにはみ出している場合もある

デザイナーを使うと一発で調整可能

デザイナーを使うと一発で調整可能

余白にはストックフォトを貼り付ければ見栄えも上々だ

余白にはストックフォトを貼り付ければ見栄えも上々だ

こちらのケースもデザイナーを利用するだけで見栄えがよくなった

こちらのケースもデザイナーを利用するだけで見栄えがよくなった

スマホで表示

 横を縦に変更したスライドをiPhoneで表示してみた。ひと手間加えたぶんだけ相当見やすくなっている。やはり、縦スライドを作る価値はありそうだ。なお、横のスライドも縦横比が4対3だと、スマホで表示した際にはかなり余白が出てしまう。16対9に調整した方がいいだろう。
 どの作業もちょっと手間がかかるのだが、顧客の見やすさを重視するのは仕事として重要なスタンスだ。

スマホでも見やすくレイアウトできた

スマホでも見やすくレイアウトできた

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著者プロフィール

戸田 覚(とだ さとる)

1963年生まれ。IT・ビジネス書作家として30年以上のキャリアを持ち、「あのヒット商品のナマ企画書が見たい」(ダイヤモンド社)など著作は150冊を超え、IT系、ビジネス系を中心に月間40本以上の連載を抱えている。テレビ・ラジオ出演、講演なども多数行っている。
戸田覚チャンネル youtube.com/c/todasatoru