筆者プロフィール:ジャイアン鈴木
EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで編集兼ライターとして勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始しました。
2017/08/25
働き方の多様化、効率化により電話会議が当たり前になってきた昨今ですが、そのたびに大きな機材を持ち出すのはメンドウです。かといってPCやスマホに内蔵されているスピーカーとマイクでは明瞭な声で会話することはできません。そこで今回は、ちょっとした複数人での電話会議にもってこいなiPhone用スピーカーフォンをご紹介します。
文/ジャイアン鈴木
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンの「RAYZ Rally」はiPhone専用のスピーカーフォンです。iPhoneとはLightning端子経由で接続して給電されるので、RAYZ Rally自体にはバッテリーは内蔵されておらず、幅47×奥行き62×高さ20.5mm、70gという小型・軽量ボディーを実現しています。ぱっと見はちょっとしたアダプターのようなサイズ感です。
オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン「RAYZ Rally」。実売価格1万5000円前後。
iPhoneとはLightning端子経由で接続します。そのため対応機種はLightning端子を搭載したiPhone、Macに限られます。
底面には滑り止めの樹脂パーツが装着されています
今回の借用機のカラーは「アイス」(ホワイト)ですが、このほかに「オニキス」(ブラック)と、アップルストア限定販売の「スペースグレイ」が用意されています。アイスとスペースグレイはすでに販売が開始されていますが、オニキスのみ8月下旬発売予定です。
RAYZ Rallyは、口径30mmのスピーカー(出力1W)と全指向性のマイクを内蔵し、本体正面には「スマートボタン」が用意されています。
スマートボタンではSiriの起動、受話/終話、ミュートのオンオフ、音楽再生と一時停止、曲送り、曲戻しなど多彩な操作が可能です。つまりRAYZ Rally装着時は、多くの操作をスマートボタンでこなせるわけです。
セットアップは、ほかのiPhone専用周辺機器と同様に非常にカンタンです。RAYZ RallyをiPhoneに接続すれば、アプリの起動を促すメッセージが表示されるので、リンクからApp Storeを起動し「Pioneer Rayz」をインストールすればOK。アプリケーションを起動するとチュートリアルが表示されますが、特になにかを設定する必要はありません。
RAYZ Rallyを接続すると、専用アプリケーション「Pioneer Rayz」のインストールが促されます。
候補として「ONKYO HF Player」と「Pioneer Rayz」が表示されますが、インストールするのはもちろん後者です。
RAYZ Rally接続中にPioneer Rayzを起動すると、上記画面が表示されます。RAYZ Rallyを接続せずにPioneer Rayzを起動すると、RAYZ RallyとLightning接続ノイズキャンセリングイヤフォン「Rayz」のチュートリアルが表示されます。
アップデートからは、その有無と、ファームウェアのバージョンを確認できます。
さて肝心の電話会議のしやすさについては、良好な結果を得られました。もちろん通話回線自体の品質にも左右されますが、iPhone単体で通話するよりも通話相手の声が大きくはっきりと聞こえます。iPhoneのスピーカーも音質的には悪くないのですが、スピーカーの物理的なサイズ、出力の差により、iPhoneとRAYZ Rallyには大きな差があります。
また、電話会議を想定して、1メートル程度離れた距離からRAYZ Rallyを接続したiPhoneに複数人に話しかけてもらいましたが、iPhone単体で通話したときよりも、それぞれの声が大きく、そして明確に区別して聞き取れました。感度がよすぎて、エアコンの音が気になったぐらいです。マイクの集音性能についても明らかな差があると言えます。
電話会議ではSkypeやFacebook Messengerなどが定番ですが、通話料定額プランに加入しているのであればVoLTEでつながる音声通話がオススメです。
RADWIMPSの「前前前世」を最大ボリュームで再生したときの音量を簡易騒音計で計測したところ、93.7dBAという数値となりました。ちょっとしたオーディオコンポ並みの音量です。携帯スピーカーとしても十分活躍してくれます。
RAYZ RallyにはLightning端子が装備されているので、USB充電器やモバイルバッテリーなどを接続すれば、RAYZ Rallyを使用しながらiPhoneを充電することが可能です。
スマートフォンは、通話時にスピーカーから再生することで簡易的に電話会議に利用できますが、相手の声が聞き取りづらかったり、こちらの声が伝わりにくいことがよくあります。ポケットサイズのRAYZ Rallyは大人数での電話会議には向きませんが、小さな会議室で6?8人程度の電話会議を行うのであれば、実用上十分なアクセサリーと言えます。
EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで編集兼ライターとして勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始しました。
スマホを存分に使い倒せる20GBプランの使い道を本気で計算すると……
三年後の日本はこうなる テクノロジー×データ×ワークスタイル (第2回)
【第25回】差し込み印刷を使えるようにしておこう(1)
三年後の日本はこうなる テクノロジー×データ×ワークスタイル (第4回)
三年後の日本はこうなる テクノロジー×データ×ワークスタイル (第3回)
仕事も遊びもスマホで完結する超大容量50GBプランで何ができるか計算してみた
月2000円台の激安スマホ20GBプランの使い道を本気で計算した
低価格を追求しつつも性能、質感、デザインに妥協なし!「Surface Laptop Go」
【第11回】Excelから簡単に分析できるPowerBI超入門(1)
【第27回】便利なExcelのアドインを使いこなそう(1)
Surfaceとケーブル1本で接続 生産性が上がるSurface専用EIZOモニター
デュアルディスプレイ環境による業務効率化をUSB Type-Cとデイジーチェーンで実現
Microsoft Teams で完結! スケジュール共有機能「ScheduleLook for Microsoft Teams」
WindowsやMacなど複数のPCで周辺機器を共有できる切り替え器
Wordで作成した重要文書の改訂作業を効率化するプラグインソフト
Office365にアドオンして使える勤怠管理「ネクストセットタイムカード」
13.3インチのモバイルディスプレイでテレワークの業務環境を改善
複写帳票を社内のプリンターで印刷できるノーカーボン用紙
ビデオカメラや一眼レフカメラをWebカメラとして活用できるキャプチャーユニット
Synology NAS/Driveで共同作業と多拠点間のファイル同期を実現