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2018/10/17

注目のコラボレーションツールMicrosoft Teamsを使ってみた


Office連携抜群なので「普通の会社」でこそ利用してもらいたい

7月よりグループチャットツール「Microsoft Teams」の無償版が提供開始されました。さっそくスマートワーク総研でもこのツールを使ってみましたので、その特徴およびSlackとの違いなどをレポートします。

文/まつもとあつし


無料でインターフェースも使いやすい

 まずMicrosoft Teams無償版の基本スペックを確認しておきましょう。比較対象となることが多いであろうSlackフリープラン(無償版)との比較で一覧表にしてみました(情報は全て9月5日時点のものです)。

  Teams Slack
利用可能人数 最大300人 制限無し
メッセージの閲覧と検索 無制限 直近の1万件まで
ファイルストレージ容量 チーム10GB・ユーザー1人あたり2GB 5GB
ビデオ会議(ビルトイン) 有り 無し
他社アプリ連携 無制限 最大10個まで
モバイル/デスクトップアプリ 有り 有り

 Teamsは後発ということもありSlackに対して優位な面が目立ちますが、特にメッセージの閲覧と検索件数に制限がない点が優れています。Slackの利用人数無制限、直近1万件というのは多いように見えますが、この件数は絵文字1つだけのメッセージも1件と数えるため、人数が多いグループでの利用では思った以上に早く上限に達してしまうこともあるのです。また、人数が無制限といっても、実用上は制限があり有償版への移行を検討せざるを得ないケースもあります。

 またマイクロソフトはOffice 365などクラウドソリューションに力を入れています。TeamsのなかでシームレスにOfficeソリューションが使えることも大きな利点と言えます。下の画面は、メッセージスレッドのなかでOneNoteを挿入した例となります。

記事初校を校正中。

 Office 365は、Officeがインストールされていない環境でもブラウザで閲覧・編集が行なえる利点があり、人気を博しています。SlackではオンラインストレージにあるOfficeファイルのリンクを貼り付け、そのリンクをクリックしてブラウザの別窓を開き、その中で作業する必要がありますが、Teamsはチャットのスレッド上でシームレスにOfficeファイルを閲覧・編集できるのは、生産的だと言えるでしょう。

 また、細かな使い勝手でもTeamsの方が優れていると感じる場面も多くありました。例えば、メッセージの入力画面です。

文字加工や箇条書きも可能。

 Slackでは文字を太字にしたり箇条書きにしようとすると、コマンドの入力が必要となります。もともと開発者のコミュニケーションに即したソリューションとして生まれたSlackでは、コマンド入力には抵抗感が少なく、かえってキーボードから手を離さずに多くの操作を行なえるという利点でもあったのですが、そこまでITに馴染みのない人にとっては敷居が高く感じられる場面があるのも事実です。

Teamsは制約もあるが有力な選択肢に

 Teamsの無償版がアナウンスされると、筆者の周辺でも「使ってみよう」という声があがりました。こちらの記事でも、採用事例が触れられていますが、Officeとの親和性が高いことから、開発部門だけでなく、全社的な導入がこれから進んでいくと考えられます。

 もちろんTeamsにも弱点がないわけではありません。先日マイクロソフトが買収したGitHubがTeamsとの連携を実現しましたが、連携できるアプリの数・種類では先行するSlackが優れています。

連携アプリの数・種類が増えるのはこれから。

 また、筆者の環境ではメールアドレスのドメインを1組織として認識しているようで、Slackのように複数のグループ(テナント)を立ち上げる際、同じアドレスを用いることができませんでした(チームメンバーとして参加することは可能)。副業もしくはフリーランスとして複数のプロジェクトを立ち上げることが多い場合には、この点がネックになってしまう可能性はあります。そして今のところ有償版に移行した際の管理ツールもSlackの方が優れているという声が聞こえてきます。

 このようにまだ弱点もあるTeamsですが、クラウドやAIに力を入れるマイクロソフトが今後どのように改善・機能強化を図っていくのか注目していきたいと思います。インライン翻訳機能も実装されましたので、多言語でのコミュニケーションにも威力を発するツールとなるはずです。

 スマートワーク総研でも繰り返し取り上げているように、グループチャットはスマートな働き方を実現する上で欠かせないツールです。そこにIT業界最大手が無償版で参入したことは、この分野の進化をさらに加速する動きとして歓迎したいと思います。

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筆者プロフィール:まつもとあつし

スマートワーク総研所長。ITベンチャー・出版社・広告代理店・映像会社などを経て、現在は東京大学大学院情報学環博士課程に在籍。ASCII.jp・ITmedia・ダ・ヴィンチニュースなどに寄稿。著書に『知的生産の技術とセンス』(マイナビ新書/堀正岳との共著)、『ソーシャルゲームのすごい仕組み』(アスキー新書)、『コンテンツビジネス・デジタルシフト』(NTT出版)など。

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