1分でわかるIT用語集

ランディングページ(LP)

検索結果や広告などを経由して、Webサイトの訪問者が最初に閲覧するページのこと。着地する(Landing)イメージから付けられた名称で、略して「LP」とも呼ばれる。一般的には、リスティング広告やバナー広告をクリックしたリンク先の商品やサービスに特化したページを指すことが多い。

LPは主に縦長の1ページ完結型で構成されている。この1ページの中には、ユーザーに問い合わせや資料請求、商品の注文といったアクション(コンバージョン(CV))を促す情報が詰め込まれている。情報量が多いため、必然的に縦に長いページになったとも言える。1ページに集約することで、ユーザーがページを切り替えることなく、縦のスクロールで必要な情報がすべて取得できる。ユーザーに興味を持たせ、飽きさせないために、画像やイラストを効果的に使ったインパクト重視のデザインが多い。また、ページ移動による離脱を抑えるために他ページへのリンクは最小限になっている。

LPとHP(ホームページ)は目的や役割が異なる。HPは複数のページで構成され、企業のことを知ってもらい、提供している商品について幅広い情報を伝えることが目的である。これに対して、LPの最終目的はユーザーに商品やサービスを販売して利益をあげることだ。ターゲットに明確なメッセージを伝え、購買意欲を促進し、コンバージョンに結び付けるための施策が重要となる。
(青木逸美)