1分でわかるIT用語集

SEO

Googleなどの検索エンジンで、製品やサービスの名称を検索した際、自社サイトを上位に表示させ、流入を増やすための様々な施策のこと。「Search Engine Optimization」の略であり、「検索エンジン最適化」を意味する。

メリットは検索流入が増え、多くのユーザーに自社のサービスや商品を知ってもらえること。ユーザーと接点を持つことで、効率の良い集客ができる。SEOは費用が発生しないので、広告予算を投じる必要がない。一方、SEOの改善施策を実装しても、検索エンジンに認識されるまでには時間がかかり、思うように評価してもらえないデメリットがある。

検索順位は、検索エンジンの「クロール」とデータベースの「インデックス」、数百ものアルゴリズムによるサイト評価で決定される。上位に表示されるために必要なSEOは「コンテンツ評価」「被リンク評価」「適切なコーディング」などである。

  • コンテンツ評価
    サイト全体でキーワードに関連するコンテンツが多く、ユーザーのニーズを満たしているとコンテンツ評価は高くなる。タイトルや見出しに対策キーワードを入れ、良質なコンテンツを増やし、不要なコンテンツは削除するなどの対策を施す。
  • 被リンク評価
    評価の高い他サイトから多くのリンクを集めていると被リンク評価は高くなる。対象サイト、ページとの関連が高いページのリンクであることが必須。関連性が低いページからのリンクは評価につながらない。有料で売買されている被リンクを集めると不正行為と見なされ、評価が下がるリスクがある。
  • 適切なコーディング
    検索エンジンにページの内容を認識してもらうには、適切なコーディングでサイトを作らなければならない。Googleはサイト運営者向けに公式のガイドラインを公開していて、コンテンツの評価基準、ペナルティ対象となる不正行為などが明記されている。ガイドラインに則ってSEO対策を進めることが重要である。

SEOはウェブマーケティングにおいて重要な役割を担っている。きちんと成果につながっているかどうか、アクセス解析ツールなどで効果を計測して、サイト改善につなげることも大切である。
(青木逸美)