1分でわかるIT用語集

UC

UC(Unified Communication)とは、電子メールやインスタントメッセージ、電話など、さまざまなコミュニケーション手段をIP(インターネットプロトコル)で統合し、利用できるようにするための仕組み。

情報通信技術の発達によってメールや電話をはじめ、インスタントメッセージ、ウェブ会議システムなどさまざまな連絡・通信手段が普及した。しかし、多数の連絡手段があることは、必ずしも効率の良さには結びつかない。複数のツールをチェックしなくてはならない場合、メッセージの見落としも発生する。UCはこれらの多様な連絡手段を統合(Unified)し、業務の効率化を図るものだ。

UCを用いることにより、離席中、電話中などの相手の状態を事前に確認し、不在であればメール、電話にでられるようならば電話をかけるといった状況に応じた連絡方法の選択が可能になる。またIPベースのツールであれば、インスタントメッセージをメールで受信し返信するというように、別のツールから送信されたメッセージを他のツールで受信することもでき、状況に応じた適切な連絡手段を使うことで密なコミュニケーションを取れるようになる。

(古市威志)