Appleデバイスに特化した管理ツールで在宅勤務・テレワークを強力にサポート
2017/08/04
テレワーク推進の武器がズラリと並ぶインテルブースを直撃

「DISわぁるど in とちぎ 宇都宮」レポートその4
ICT・IoTの総合イベント「DISわぁるど in とちぎ 宇都宮」のレポート記事第4弾。インテルブースでは、多要素認証でPCを守る「インテル Authenticate」、WiGig規格を使った「HP アドバンスド 無線ドッキング ステーション」、そしてCoreMプロセッサー搭載のスティック型PC「インテル Compute Stick」など多様なソリューションが目白押しだった。
文/編集部
多要素認証でPCを守る「インテル Authenticate」
インテルブースでは働き方改革と切っても切れないテレワークに有用なソリューションが多数展示されていた。まずは業界初を謳うハードウェア支援型多要素認証セキュリティソリューション「インテル Authenticate」から見ていこう。
これはインテルAMTを使用して生体認証(指紋)、PINコード、モバイル端末、位置検知などから複数を認証手段として選択できるもの。例えばPCの場合は、そのPCと紐づけたスマートフォンを近づけると最初の認証が外れ、次に指紋認証を行うことで初めてログインできる、といった具合だ。その他にも、位置検知と組み合わせれば、オフィス内など指定した位置にPCがない限り、ほかの認証をクリアしてもログインすることができないため、紛失・盗難時の情報保護に役立つ。既存のITポリシー管理ツールとの互換性も確保されており、導入プロセスも容易だ。

複数要素の認証を併用することでセキュリティを確保できる「インテル Authenticate」。

多要素認証のデモ。スマートフォンを近づけたことでPC画面に「電話が見つかりました」と表示され、その直後今度は指紋認証のダイヤログが出現。このあとPCで指紋認証することではじめて使用可能になる。
今年こそ来る!? テレワークに最適な「WiGig」採用機器
次世代の無線通信規格「WiGig(IEEE802.11ad)」を使ったハードウェア「HP アドバンスド 無線ドッキング ステーション」も展示されていた。WiGigは通信範囲が10メートルほどと狭い一方、最大7Gbpsの通信速度を誇る。ブースでは据え置き型ディスプレイを接続したHP アドバンスド 無線ドッキング ステーションに、WiGig対応のタブレット型PC「HP Elite x2 1012 G1」(日本HP)を近づけると自動的にWiGigで無線接続され、タブレットの画面が据え置きディスプレイに表示されるというデモを行っていた。この手の接続に付き物の遅延も感じられず、動画を再生しても違和感なく鑑賞できるのは驚きだ。
ディスプレイのほかキーボードやマウスなどもWiGigで無線接続できるため、例えばオフィスの自机にHP アドバンスド 無線ドッキング ステーションと接続した据え置きディスプレイ、キーボード、マウス、LAN端子、外付けHDDなどを設置すれば、外回り中はタブレットやノートPCのみで仕事に出向き、オフィスに戻ってくるとHP アドバンスド 無線ドッキング ステーションとPCが自動接続されて、周辺機器を繋ぎなおさずそのまま作業を始められる。オフィス内外で作業をこなすテレワークの利便性向上にも一役買うことは間違いないだろう。
なお、「HP Elite x2 1012 G1」と「HP アドバンスド 無線ドッキング ステーション」に関しては、スマートワーク総研でも池澤あやかさんに使用感をレポートいただいている。

WiGig規格を使った「インテル ワイヤレス・ドッキング」。

「HP アドバンスド 無線ドッキング ステーション」とタブレットはワイヤレス接続中。

「HP アドバンスド 無線ドッキング ステーション」にはVGAのほか、USB、LAN、ディスプレイポートなど各種端子が備わっている。
CoreMプロセッサー搭載のスティック型PC「インテル Compute Stick」
Windowsをプリインストールし、テレビなどとHDMI接続して使う「インテル Compute Stick」も展示されていた。ICレコーダーもしくはスマホを縦に割ったようなサイズでとてもPCには見えないが、CPUにATOMだけでなくCoreMもチョイス可能で、PCのない自宅でもクラウド越しの作業をこなせるパワーを持つ。メモリも最低限といえる4GB積んでおり、Office 365やクラウドサービスを使う作業程度ならば支障ない。
セキュリティ対策を強化する「インテル Authenticate」、いわゆるドッキングステーションの未来と言える「HP アドバンスド 無線ドッキング ステーション」、そして場所を選ばずコンピューティング作業をこなせる「インテル Compute Stick」と、テレワークを推進する際の貴重な武器になるソリューションが目立つ展示内容だった。

スティック型PC「インテル Compute Stick」。

電源のほか、HDMIでテレビとつなぎ、ワイヤレスキーボードとマウスはUSBの受信機で接続中。ネットは無線LAN接続だ。
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