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2018/11/15

今読むべき本はコレだ! おすすめビジネスブックレビュー - 第6回

働き方改革に苦戦したら「社員の幸福度」を上げてみよう!?


『パーパス・マネジメント 社員の幸せを大切にする経営』丹羽真理 著

働き方が変わらない限り、労働時間を短縮しつつ効率を上げることはできない。本書では解決のヒントが「幸福」にあると説く。「仕事は眉間にしわを寄せて苦しむもの」という思い込みを捨て、幸せを形作る4つの要素を意識しながら、社員の幸福度をアップさせると生産性や創造性が跳ね上がるという。

文/成田全


労働時間を短縮した上で生産性を向上させる「幸福度」

 昨今、組織での暴力やハラスメントが次々とニュースになっている。こうした事例は「気合い・根性・我慢」を煮詰めたような旧態依然とした世界で起こった特殊な出来事のように思ってしまいがちだが、今の日本社会が抱える構造的な欠陥と言えるのではないだろうか。長幼の序、上意下達、石の上にも三年……もちろんこれらの言葉にポジティブな面があるのは十分承知の上だが、制度疲労を起こしている20世紀型の組織や働き方は今すぐアップデートの必要がある。

 また「働き方改革」の推進によって残業時間を削減するため定時での帰宅が厳命されたことで、仕事を持ち帰る「サービス残業」が発生、根本的な問題がまったく解決しないばかりか「ジタハラ(時短ハラスメント)」という言葉まで生まれるなど、手段と目的を取り違えるような事態になっていることも日本的なことと言っていいのかもしれない。

 どうしたら労働時間を短縮した上で生産性を向上させられるのか? ググッと眉間にしわを寄せ、腕組みをして考えてしまう人にぜひお読みいただきたいのが『パーパス・マネジメント 社員の幸せを大切にする経営』だ。本書の論点はとてもシンプル。それは「働く人の幸福度を上げよ」ということだ。

 そんなことか、と拍子抜けした方もいらっしゃると思う。しかし幸福度を上げることこそ働く上でとても重要なのだ。著者の丹羽真理氏は、働くこと=大変なものと思い込んでいる日本中の職場から「眉間のしわ」をとりたい、と言う。

「Purpose=存在意義」を念頭に置く

 本書の「はじめに」には「『働き方改革』の本質は、誰もが活躍するというよりも、誰もが幸せに働くこと=『幸せ改革』にあるのではないでしょうか?」という問いかけがある。そして幸せに働くために大事なこととして本書で提示されるのが「Purpose(パーパス)=存在意義」という概念だ。Purposeは「あなたは何のために生きているのか?」「この会社は何のために存在しているのか?」という根源的な問に答えるものであり、「会社組織のPurpose」と、そこで働く「個人のPurpose」が一致することで、生き生きと働くことができるようになるという。

 懐疑的な人たちからは「幸せなんて人それぞれ、どうやって測ったらいいのか」と揶揄されそうだが、本書には「幸せを測る質問項目」がある。

・どのくらい幸せに働くことができましたか?

・どれくらいの熱意を持って働くことができましたか?

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